日本共産党資料館

党破壊分子の新たな挑発行動について

日本共産党中央委員会幹部会 一九六一・七・一七

 、一九六一年七月十四日づけで中央委員の山田六左衛門、西川彦義、亀山幸三、内藤知周、中央委員候補の内野壮児、原全五の六名は、『党の危機に際して全党の同志に訴う』という共同声明を発表した。
 かれらは、幹部会によって党の組織原則が破壊されたとして第八回党大会は「違法かつ無効のものとなった」と声明し、綱領討議を全党的にやり直すことを要求し、現在党の根本矛盾は幹部会の官療主義にあるとし、これにたいして全党が闘争に奮起することを訴えている。
 われわれは、全国の同志諸君とともに、挑発者になりさがったかれらが、大会の破壊と党中央にたいする闘争を公然とよびかけた反党共同声明を、限りない憤りをもって迎えるものである。

 、これら六名の中央委員と同候補は、明らかに春日庄次郎の脱党声明につづいて、かれと気脈を通じながら第二段の党破壊の行動をとったのである。かれらの行動は、かれらがすでに春日庄次郎とともに党内に私党的分派グループをつくり、一定の反党計画にもとづいて活動していることを証明している。
 春日庄次郎とかれら六名は、その行動が証明している通り、ニセのマルクス・レーニン主義者であり、小ブルジョア的野心家である。しかし、かれらは、自己の本性をあくまでかくもことができると考え、逆に党中央に口ぎたない非難をあびせながら、大会を「違法かつ無効」と称している。いまますます重大になる内外情勢のなかで、全党員が党規約、党の組織原則、党中央の指導のもとでなみなみならぬ努力によって歴史的第八回党大会のために勢ぞろいしているとき、党内のいかなる人物がいかなる権限にもとづいて大会を無効だと称することができるのだろうか。
 かれらは、大会は無効だと称することによって、大会後も大会の決定に反対して行動する自由があるかのようにけしかけ、全党に反中央の闘争をよびかけ、こうして大会をめざす全党の努力を否定して大会の破壊をねらうばかりでなく、党内に広範な反党活動を組織しようとする意図をはっきり示している。
 かれらは、もはや党内の少数意見者ではなく、党内に分派をつくり、党を破壊しようとする挑発者である。

 、しかも、かれらの行動は、第八回党大会をめぐる現在の情勢に照らし、その客観的意義はまったく党にたいする許しがたい犯罪である。
 ケネディ・池田会談いらい、池田内閣は反共主義による内外の政策を強化しようとし、そのなかで第八回党大会に出席する十二ヵ国共産党代表団の入国拒否という不法決定をおこなったばかりである。池田内閣は、法律に反してわが党を破防法容疑団体だとよびニセの民主主義の名においてわが党を破壊するあらゆる策動にのりだしている。
 右翼社会民主主義者、修正主義者、党から脱落した腐敗分子が、理論と思想の戦線で米日反動に奉仕していることはいうまでもない。
 この重大な時期に、春日庄次郎とその一派は、党内から党破壊の活動に公然とのりだしたのであり、かれらは身を反共主義者の群に投じて、米日反動に奉仕しようとするものである。かれらがその行動を弁護するためにあげている理由は、別項『事実と経過』が示す通り、まったく事実をねじまげたものである。

 、しかし、かれらのグループは、党内の一にぎりの腐敗分子にすぎない。かれらは、日本人民を信頼することができず、党員大衆の偉大な前進を知らず、情勢の複雑な発展に自信をうしなって動揺しているものである。党を裏切るかれらは、人民の敵として破滅の道を進んでいるにすぎない。
 われわれは、これら反党分子を規約に定める正規の手続きによって断固処置するものである。
 第八回党大会は、なにびともその勝利を妨げることはできない。
 全党の同志諸君、中央のもとに結集し、大会の勝利と党の団結のため、勇気と確信をもって前進しよう。

(『アカハタ』一九六一年七月十七日)