この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
「生産手段の社会化」という概念をMBさんはどのように理解しているのかよくわかりません。綱領案では「生産手段の社会化」について「主要な生産手段の所有・管理・運営を社会の手に移す」こととしています。私は正確な定義だと考えます。そしてこの「生産手段の社会化」が社会主義的変革の中心となると記してあります。その意義について、不破さんの報告で3点整理しています。とても説得力ある内容だと私は考えています。
MBさんに伺いますが、今度の綱領改定にあたってどこの文章に「日本のQCサークル」が「社会主義への変革の契機」と書いてあるのですか。「生産手段の社会化」を「労働者が集団で機械を動かしていること」と書いているのですか。私には共産党が言ってもいないことを自分で勝手に解釈して見当違いの、的外れの批判をしているように思えます。
「青写真を描かない」ことが科学的社会主義の原則であることはマルクス、エンゲルスがしきりに訴えていたとおり、当然ですよね。MBさんも未来社会について細かい青写真は書けないでしょう。だけど社会主義・共産主義の社会が資本主義社会と相違する基本点は描けます。それが今回の綱領改定案の第5章「社会主義・共産主義の社会をめざして」に丁寧に書いてあります。
MBさんの文章についてですが「バカバカしすぎて」とか「アホ」とかの言葉を使えば自分の見解の正しさが証明されると言うことではないと思います。何よりもまず相手が何を言わんとしているか、正確に理解することです。そのためにはノートをとると良いと思います。