この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
不破さんの説明には疑問がある
その1、ブルジョワ君主制の一種の削除
日本の政治体制は天皇は政治にまったく関与できないので君主制と表現するのはおかしい
①現綱領でも君主制とは呼んでいないし、以前から党幹部も君主制ではないが天皇を利用して軍国主義復活の糸口にしようとする人がいるので君主制の亜流(一種)と性格づけると説明していた。現に自民党の中には森元首相のように、日本は天皇中心の神の国と平然と公衆面前で言う人もいるので危険きわまりない。
②天皇は明治維新の発足当時から富国強兵の象徴であり、国民をこきつかうブルジョワの象徴であった。昭和にいたっては天皇の名の下に命まで取り上げるようになってしまった。戦後もブルジョワの象徴としての性格は変わらず、自民党の紋章も菊の御門である。
③そもそも君主制が悪いかどうかが問題ではない。スウェ-デン王国やベルギ-王国、イギリスの王様や女王様が政治的に発言力があるかが問題ではない。どうゆう形態にしろ国民に民主主義が保障されていれば関係ないと思うしその国の人が決めればいい。日本の場合は国民を不幸のドンぞこ落とした人や一家をそのまま国民の象徴にしておいていいのかということだ。
その2.天皇の存在は民主共和国の性格に適合しないが・・・
①何か歯切れが悪い。文書をここれ区切るべきだ又民主共和制という概念がはっきりしない。天皇の存在は廃棄すべきと考えると書いたほうがいいのでは。
②天皇にかかわる経費、天皇家の予算、宮家の予算、東京一等地の敷地代、那須の保養地、宮内庁職員の人件費等は問題にならないのですか。