投稿する トップページ ヘルプ

綱領改定討論欄

 この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。

なぜ「誤魔化す」のか?

2003/7/31 こうとくしゅうすい、20代、学生

 私がばるさんの説明を「ユートピア的」と言ったのは、論点をずらすために古典を引用したり、質問をはぐらかしたりする姿勢からです。
 これは党の中央学習部においても見られるのですが、党の見解を一方的に述べ、その補強材料に「古典」を都合のよく解釈するのです。これで「徹底討議」などできるのでしょうか?

国家が現実に全社会の代表者として行動する最初の行為 ― 社会の名において生産手段を掌握すること ― は、同時に国家が国家としておこなう最後の自主的な行為である。 社会的諸関係への国家権力の干渉は、一つの分野から他の分野へとつぎつぎによけいなものになってゆき、やがてひとりでにねむりこんでしまう。

 もちろんそうですよ。「社会の名において生産手段を掌握すること」が「国家」の最後の行為です。
 つまり共産主義社会の到達と「生産手段の社会化」は不可分なものなのですよね?
 ならば綱領改定案の「生産手段の社会化を目指すが、ソ連的国有化ではない」の部分は、ばるさん風に言えば「社会科学的」にも矛盾する部分ではないですか?
 ばるさんは「共産主義国家」の表現には、「矛盾して社会科学的でない」「どうしてかなあ」「空文字」などと疑問を持つのに、「生産手段の社会化」の例示としてソ連的「国」有化を言及した部分には無関心を装うのである。
 生産手段の社会化を目指すのであれば「国」という所有形態を持ち出すまでもないんじゃないですか?
 そしてばるさんはそのことを一番よく分かっているのである。また忠実な党の僕として、党に「異論」を唱えられない自分をよく分かっているのである。