投稿する トップページ ヘルプこの討論欄は、第２３回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
１）「君主制」と表現する実践的意義について
共和政体と区別するためです。キングであろうがエンペラーであろうが、血統を持って支配者として君臨しているものは、政治的権限の大小にかかわらず君主制であり、血統によらない支配者が統治する体制を共和制といいます。
２）「天皇制廃止」の方針を掲げることで具体的にいかなる運動や実践につながるのか。
天皇制に擦り寄ろうとする現行指導部に対して、これ以上天皇制に屈服する言動をやめさせることが第一です。
democratさんは「象徴天皇制条項を原則的に運用するならば・・・」と言われますが、それをしてないのが自民党政権でしょう。あなたは７条解散を知っているはずですが、憲法を厳密に解釈すれば、総理大臣は不信任案が可決されなければ衆議院を解散させることができないはずなのに、憲法７条を理由にして総理大臣は万能の解散権をもっています。
「天皇は政治的に無化された存在」といわれますが、それなら天皇制タブーはどこからでてくるのでしょうか。支配階級は天皇制賛美の歌を子どもたちに歌わせ、天皇誕生日には労働者は仕事が休みになります。お役所は元号表記でしか文章を受け付けません。園遊会への出席を拒否すれば社会的に制裁を受けることになります。
「天皇制廃止は政治的問題ではない」といわれますが、以上の点からも日本だけでなく国際的にも重大な変革をもたらすことになるでしょう。
よって、私は綱領改定＝天皇制の容認は「重大な変節」ととらえ、右傾化に憂慮するものであります。