この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
共産党とは関係のない失業者ネットワークが2月から3月にかけての私の住んでいる市議会で失業者への就労を求めるように要請書を出していたことが市議会だよりに載っていました。
野党の共産党は、「失業対策は小泉政治を変えないと、いくら運動を強めても実現できない」「ルールある解雇制限法を制定すれば失業がなくなる」といった幻想を党員や支持者に与えるばかりで、実際は現実の失業者の切実な運動を激励するどころか逆に友好団体でなければ要請書や請願書を握りつぶします。よく吟味しているのかが疑問です。
私の市民は失業者や部落住民、生活保護世帯には冷たい土地柄で差別意識が格好高いようです。自民党や公明党、民主党、共産党までがこの土地柄にどっぷりつかっています。
失業者などの差別を受けやすい人はさまざまに世間から冷たい目で見られます。例えば、仕事をしていた時にはあった見合い話もとんとなくなったり、全労連系労働組合の人からも、時に、はれものを扱うような目で見られたことがあります。「失業者は社会のクズ」と、つい、思い込みがちですが、私は「失業者であっても主権者の一人なんだ」とつとめて思うことが大事と考えています。