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綱領改定討論欄

 この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。

ぽっぺんさんへ(その1)

2003/8/5 さつき、40代

 (その2)は、一般投稿欄へ投稿します。
 せっかく「一般投稿欄」でレスしていただいたのですが、私が言いたかった事は正しく伝わっていなかったようです。あなたは、私の問いかけに何一つまともに答えていません。KM生さんも書かれていますが、私は、「民主集中制」を正しく機能させていない一部の「不届きな」末端党員を問題にしているのではありません。話を分かりやすくするために、ぽっぺんさんの、未来派さんへ向けた7/28の投稿に即して考えてみましょう。

 あなたは、大会決議案の討論特集冊子にふれ、「この冊子には当然の事ながら党の路線に疑問を持つ意見や反対する意見も掲載されています」と書かれました。「党の路線」とは、本来、現行綱領を意味する筈です。「党の路線に疑問を持つ意見や反対する意見」を表明しているのは、現指導部なのではないですか? 民主集中制を正しく機能させたいのなら、現行綱領に同意して入党し、結集している圧倒的多数の党員の総意により、現指導部は解任されてしかるべきとの意見も成り立ちます。こうした物言いは書き足りない内は「言葉遊び」と受け取られてしまうおそれがあるので、一旦保留しておきます。もっと具体的な話題に移りましょう。

 未来派さんへの投稿の中であなたは、「少数意見や反対意見の党内での表明を保証し」と書かれています。こうした試みは今回が初めてではありませんから私も知っているつもりです。しかし、そうした冊子に「少数意見」として掲載されたものが、本当に少数意見かどうか、誰が保証できるのですか? その事を保証するしくみが制度的に欠落しています。

 (これはKM生さんも書かれている事ですが)あなたは、「新日和見主義分派」の問題にふれ、「科学的社会主義の理論を学ぶという方針をおろそかにし」と書かれていますが、あなたにどうしてそんな事がわかるのですか? 「事実上の分派を形成していた」とも書かれていますが、あなたはどうしてそう断言できるのですか? 「川上氏などはこうした問題を党から指摘されたことについては口をつぐみ」と書かれていますが、本来、彼らに全党員・民青同盟員へ向けての弁明の機会を与えなかったのは、当時の指導部だった筈です。 従って、一般党員、同盟員の大多数は、事の真相を知り得なかったのです。実に「民主集中制」は、全党的な議論を絵に描いた餅にしてしまうシステムです。

 あなたはまた、「自らの誤りに対する党からの指導と批判について、謙虚な反省がないと言わざるを得ません。」とも書かれています。このような物言いは、討論の場においてさえ、党内での地位の上下を絶対的なものと捉える発想です。もちろん、それが「民主集中制」である訳ですが、このような関係においては、討論そのものが成立しません。「新日和見主義分派」への「指導」が一方的なものになり、全党へ向けた弁明の機会が与えられないのは「民主集中制」に依拠しています。別の投稿で澄空さんは、ばるさんさんへ向けて「討論の場には、指導・被指導の関係はないのだということを忘れないようにしてください。」と書かれましたが、党内でのランクの違う者の間での真の討論を不可能にするのが「民主集中制」という訳です。「民主主義の学校」でなければならない党が、これで良い訳がありません。

 私は、規約の「民主集中制」の条項を認める事ができなくなり、党を去りました。ここが改められない限り復党はあり得ないでしょう。しかし私にとって、少なくとも若かった一時期、日本共産党は私の人生そのものでした。党の変節と弱体化を見るにつけ、耐え難く思う党外の人間も多いのだとご理解下さい。その上でぜひとも、あなたご自身の言葉で語って下さい。