この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
綱領の改定問題では次の事項の認識で賛成派と反対派で意見の相違があることが明確になってきた。
日本の政治形態は君主制ではない(共和制である)
私は法律の知識は高校で学んだ程度であるが、次のように認識している。
世界の国々の政治形態は大きく分けると君主制の国(議院内閣制で間接選挙で首相を選出)と共和制の国(直接選挙で大統領を選出)に分けられる。前者はイギリス、日本などで世界には20カ国くらいしかない。後者はアメリカやフランスなどである。
戦後では君主制といっても立憲君主制で君主の意向より法のほうが優先するので民主主義が発達している国が多く、共和制でも軍部主導の国があり、どちらがいいかとは一概に言えない。
私はこのように理解していたので、綱領記述の日本はブルジョワ君主制の一種という表現を疑問なく受け入れた。変える必要性がよくわからない。君主制と共和制以外にも違う形態があったら教えていただきたい。
実際に行ったことがなく本での情報なのだが、フランスやドイツではナチスのことを褒めたり復活を示唆するようなことを言うと、社会的にかなり糾弾されるそうだ。
もしドイツで仮にヒットラ-の息子(いたとしたら)が憲法では政治的権限がまったくないようになったし、彼は深く反省しているので国民の象徴にするといったらどんな反応になるであろうか。