この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
94年の綱領改定の時に「日本は君主制だから変える」との趣旨で不破議長は報告されていたと思います。そこからなぜ今回のような「憲法にあるのだから認める」と飛躍してしまうのか?この点に疑問を持つ人が多いのだと思います。ただ、綱領は日本共産党がどのような社会にしていくのかということを示す道筋です。これまでの方針をより具体的にされているとということも理解できます。また、改憲の動きが進む中で「国旗・国歌」の時と同じ轍を踏みたくないということも理解できます。多くの党員はこうした点を理解しているけれども、心情的に納得できないのではないかと思います。日本共産党として説明が十分でないからこうした疑問が解消されないと思います。
これまでの党の見解は天皇制を認めているわけでなく、自衛隊を認めているわけではありません。現在の政党間の力関係で考えれば「憲法を厳格に守らせる」とした方がより現実的ではないかと思います。政党間の力関係を変えることによって真の共和制としての日本となるのではないかと思います。(綱領の実現となる)
私は民主主義養護の立場から「綱領改定案パンフp8 1現行憲法の前文を含む全条項をまもり・・・めざす」を現憲法の前文を含む民主的、平和的条項をまもり・・・めざす」にすればファジーですがいいのではないかと思いますが。