この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
市本さんの投稿拝読致しました。『レーニンの秘密』という本はどこの出版社でしょうか? 是非、一読させていただきたいと思います。市本氏の御指摘⇒「レーニンは正しかった。諸悪の根源はすべてスターリンにある」とのくだりはどうも私の説明不足であったようです。私はレーニンがボルシェビキを指導または、ソビエトを指導するにあたって何も間違いを犯していないとは思っていません。確かにボッファの資料には触れられていませんが、レーニンにも様々な誤りがありました。それは議会闘争に関するする考え方や、革命当初における民主主義に対する考え方の問題です。そのへんのくだりについては『レーニンと資本論』(不破哲三著)に触れられています。そこで不破氏も述べていますが、大事なことはレーニンも歴史の中の存在であるということです。レーニンはマルクスやエンゲルスの思想や文献について、当時、誰よりも深く全般的に研究していた人物であったと思われますが、ボルシェビキを指導し、激動する革命と反革命の荒波の中で「走りながら」ソビエト革命を成功させるために先人の研究を血肉化していたものと思われます。不破氏はその点について、レーニン・・・(文字化け)・・・。
私はレーニンの足跡については市本氏御指摘の点は重要と思います。さらに多角的な研究が今後求められていると思います。