この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
新日本出版社「ゴータ綱領批判・エルフルト綱領批判」には訳注の中で、
カベー「イカリア旅行記」の表紙にこのスローガン(各人はその能力に応じて、各人 はその必要に応じて)が記されている。マルクスの文言はこの本からの引用とみなさ れる。
服部文男「マルクス探索」新日本出版社1999年
とのべられています。P126
また、新日本出版社「ゴータ綱領批判・エルフルト綱領批判」には、ゴータ綱領に関 するエンゲルスの手紙が紹介されています。
親愛なるベーベル
・・・・・(中略)・・・・・
「一般に政党の公式綱領には党が実際なにをなすかというほどには重要ではありませ ん。しかし、新しい綱領というものは、やはりつねに公然と掲げられた旗ですし、世 間の人々はそれによって党を判断します。」P57
「したがってこの綱領が、アイゼナハの綱領にたいしてそうであったように、どんな 場合でも後退をふくものであってはなりません。」P57
ああ、19世紀のエンゲルスは21世紀の私達にメッセージを送っているような錯覚 すらしてきました。
「プロレタリアートの偉大な戦士であり教師であるフリードリッヒ・エンゲルスを永 遠に記憶せよ」(レーニン)