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綱領改定討論欄

 この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。

分配論は分派異論ですか?

2003/9/19 明るい会、30代、失業者

 不破さんの諸論文を読むと「干渉問題」について長い記述をされているものが多い。
 「歴史的事実をはっきりさせておくのは重要だけれど、だいたい干渉問題なんても う昔話じゃないか。ソ連も消滅したし、中国も文化大革命なんて終わってからずいぶ ん歳月がすぎたし、干渉問題がこれから起こりうる条件などすでに消えているではな いか。党員ですら関心がないものに、有権者が関心を示すわけがない。票にもならな い。・・・」など、内心、思っていました。
 50年分裂問題や志賀義雄問題などについて読むと、分派が不破さんをよほど苦し めたに違いない。
 分派はトラウマになっていると推察します。

状況証拠として、
1)日本共産党と中国共産党の関係正常化がもたついたこと、
 文革終了は1976年、関係正常化は90年代後半のことだと、記憶しています。

2)レーニン嫌いの不破さんが、レーニンの発案した民主集中制ににこだわっている こと、
 現行規約第3条に「党は民主集中制を組織原則とする」とあり、「党内に派閥・分 派はつくらない」と明記されていること。
 私見では、民主集中制は運用のされ方が問題であって、存続しようが廃止しようが どちらでもいいという立場です。

3)政党助成金を受け取らないこと、
 志賀派がソ連の資金援助で「プロレタリア国際主義」を掲げて分派活動を開始した。
 政党助成金についての頑固一徹な対応は、これに起因しているのではないか。

 私事になりますが、「ユダヤ人問題について」というマルクスの著作は理解不能で す。
 文体が難解であるし、すぐパレスチナ問題を想起して冷静さがたもてません。それ と、同じことだと思います。