この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
democratさんは9月4日の投稿文で次のように説明します。
「象徴天皇制は憲法によって権力が完全否定(極小ではなくゼロである)とされているから立憲君主とよぶべきではない。」
「イギリス国王は天皇と同じく象徴的存在にすぎず、なんらかの政治権力を有する存在であるとは考えられない。(憲法の明文で権力を否定している天皇の方が明確だとはいえるが)」
田中治氏の立憲君主制 constitutional monarchy の定義によれば、「このような立憲君主制は外見的立憲主義とよばれイギリスのような立憲君主制は議会主義的君主制と呼ばれる」「第2次大戦も君主を要する国々(その数はいまや十数か国にすぎない)が存在するがイギリス形の立憲君主制をとることが多くベルギー、ルクセンブルグなどのように憲法上、国民主権を明記している国もある。」と解説しています。
田中治氏は日本はともかく、イギリス王政を立憲君主制と位置づけてるとしか読みようがありません。
ちなみに、私は田中治氏というかたを知りません。
附記:ご存知かもしれませんが、入力した文字をゴシックにするときはタグ記号のあいだに文字を入れれば、ゴシック体として浮かび上がります。