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綱領改定討論欄

 この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。

続・demoさんへ

2004/2/4 S.K、40代、自営業

demoさん、ちょっと申し上げ足り無かったので、もう一言。

 demoさんの、共産党指導者と学者を同列に置く議論からは、自らの「素行不良」が 暴露されることを「プライバシー権の侵害だ」などと開き直ってマスコミ攻撃をする 自民党政治家と同様(正確には「同じメダルの裏側」)の論理が伏在しているのでは、 という危惧を覚えてしまうのですが、それは、私の思い過ごしなのでしょうか? 『さざ波』に反論投稿することが、党紀違反になるのか否かという客観問題と、犬丸 先生ご本人において「『さざ波』へは反論投稿はできない」という主観(意識事実) が存在するか否かということについても混同乃至は両者の違いを意識的に無視して議 論なさっていますよね。
 少なくとも、あなたの自己弁護のための「自由」とは、他人(この場合は犬丸先生) の「不自由」からの解放のための実践的努力の上には成り立っていませんよね。今回 の「公開討論NO1~9」を見る限りでは。
 批判対象者の①社会的性格②客観的条件・能力③主観的意識における被制約などは、 一切お構い無しですか?

 それから、1月25日付け稿の

>犬丸義一氏は赤旗評論特集版で、「天皇制廃止」といわないことが教育現場の日の 丸・君が代の強制との闘いに悪影響を及ぼすのではないかと書いていた。しかし、日 の丸・君が代の強制に対して「天皇制廃止」を掲げて闘うべきなのであろうか?その ようなことをすればたちまち孤立して排除されるだけであろうが、問題のとらえ方と しても全く誤っている。

という批判は、他人の見解を短絡化、矮小化して批判しているという別の点からもルー ル違反ではないのでしょうか?
 社会的に「孤立して排除される」であろう少数意見を党が掲げることの是非・正当 性など、demoさんの犬丸先生への批判の内容自体については敢て立ち入りませんが、 先生は、

>私は、非君主制説を採ることで、日の丸、君が代問題、教科書問題など、天皇制イ デオロギーとの思想闘争が過小評価されるのを一番おそれるものである。(「公開討 論」NO8,P7)

と仰っているのですよ。
 つまり先生は、日の丸、君が代問題だけではなく、教科書問題など日本人の歴史認 識の課題をも含む、平和や民主主義一般の広範な領域における天皇制イデオロギーと の思想闘争の必要が過小評価されてしまうことについての危惧を表明されているので あり、けっして「日の丸、君が代の強制」に「『天皇制廃止』を掲げて闘うべき」 (demoさん流の読み方)などと、短絡的で矮小な主張はされていないと思うのですが?

結論。
 やっぱり、「ちょっとマズイ」ではなく、かなりマズイんじゃありません?