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綱領改定討論欄

 この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。

大鷹さん

2004/2/20 democrat、40代、弁護士

>党規約第5条にある「党の決定に反する意見を、勝手に発表することはしない」との規定を守る限り犬丸氏のように「党の決定に違反するものはだすべきではない」ということになるのは当然であると考えます。

 61年綱領の下で党員の歴史学者は綱領に書かれた歴史叙述と評価に反する見解は発表できなかったのでしょうか? また、経済学者は帝国主義や独占資本主義に関して綱領の記述にいちいち縛られていたわけでしょうか? 憲法学者は「ブルジョア君主制」という評価に反する見解は書けなかったのでしょうか?
 そんなバカなことはありえないし、現に私の知っている研究者党員たちは全く自由に発言しています(事柄の性質上具体名は挙げられませんが)。  そもそも、分派活動や反党攻撃を理由にしてではなく、綱領や大会決定に反する学説を発表しただけで規約違反として処分された研究者がいるでしょうか?

 犬丸氏はそうした実情を知っていてあえて党中央に対する抗議のために「自著の出版を断念せざるを得ない」と言っているのでしょうが、私はとてもいやな感じがしました。
 もし彼が本気で、研究者党員は「党の決定に違反するものはだすべきではない」と考えているのなら、その発言自体が学問研究の本来もつ進歩的・批判的性格を否定し、学問研究を政治に従属させるものとして厳しく批判されるべきですね。