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綱領改定討論欄

 この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。

―拝復、democratさま―

2004/2/24 愚等虫、40代

 公私にわたられまして、大変、お忙しいことと存じます。
 再び、ご意見、ご批判を有難うございます。

 あなたのご投稿を拝読させて頂きました。
 ご返事が遅れました事を、まずは、お詫び申し上げます。

 しかしながら、正直申し上げますと、ご返事致します気に、まったく、なれなかっ たというのが、私の感想でございます。
 察しますところ、私の拙い表現では、私の真意をお汲み取り頂けなかったものと考 えております。

 残念ながら、私には、やはり、あなたのご投稿は、不誠実なものとしか受け取る事 ができません。と申しますより、「酷い」と申し上げた方が、相応しいかもしれませ ん。

 あなたは、弁護士というプロでございますから、私などより、何倍もの知識と資料 をお持ちのことと存じます。
 丹念にお調べくださりましたことは、ご苦労様です、と申し上げたく存じます。
 しかしながら、私には、あなたの文面からは、「これでもか、これでもか。デマと 言って何が悪い。」と仰っておられるだけにしか思えません。(実際、言われており ますが…)

 ここ「さざ波」は、裁判所ではありません。
 私に取りまして、「論争」の「勝ち負け」など、基本的に、何もこだわる筋合いの ものではないのでございます。
 あなたが、「デマ」とされる「非君主制説は、少数派」という問題に関しまして、 私は、私なりに根拠を述べさせて頂いたつもりであり、「さざ波」編集部の検討を参 考に引用させて頂きましたが、いろいろな情報を総合的に判断致しましたつもりであ ります。
 それには、弁護士であられるあなたの過去ログのことも当然、含まれてございま す。
 あなたは、すでに、半年も前、「さざ波通信・33号」を、お読みになられておら れます。(「澄空氏へ 付:「さざ波」論文へのコメント(democrat) 03/8/17 」)

 しかしながら、これほど、問題視されておられるあなたは、上記記事を読まれてか らこの間、何故、編集部の「さざ波通信・33号は、ほとんどデマ」と、一言も仰っ ておられないのでしょうか?

 もちろん、私は、そのような物言いは、なさるべきではないと思っております。
 「さざ波編集部は、非君主制説は少数派と言っておられますが、私は、斯く斯く然 か然か…。この点、ご意見を伺いたい。」などと、問われるのが、まず以って、質問 される方の礼儀であり、議論というものではないかと思っております。

 もちろん、どの点に触れ、どの点に触れないという「自由」はございますでしょ う。しかしながら、あなたが、これほど大問題と思われておられることでありますな らば、読まれた時点で、お尋ねなさるべきことではなかったのだろうか、と考えるも のであります。
 私は、「編集部の皆さんを納得させてみては、如何でしょうか?」と申しました が、なぜか、お尋ねになられないようです。
 問題は、解決したのですか?
 何にも、解決してはいないのではないですか?私は、不思議でなりません。
 あなたが、お尋ねにならないようですので、私の方から、お尋ねする事に致しま す。

 ということで、
 編集部の皆さん。かような状況になっております。
 「さざ波通信・33号」におかれます、編集部の、非君主制説は「少数派」という ご意見につきまして、できるだけ分かり易く、ご説明を頂きたくお願い致します。
 このままでは、「さざ波」編集部の言っておられますことも、「デマ」ということ にされてしまうことになるものと思われます。よろしくお願い致します。

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 あなたは、

 > 象徴天皇制を廃止することは「革命」なのでしょうか!? これは61年綱領の 立場ですらないはずです。
 > あなたが上記のような全く誤った「革命」という理解から今回の綱領改定の天 皇制問題を議論しておられたのであれば、そもそも61年綱領の理解から誤っていたと いうほかないですね。

と、仰っています。
 その後も、澄空さんに対して、

 > 61年綱領は二つの的(ママ)を倒す「民主主義革命」であったはずだ。また、 天皇制廃止は61年綱領においても革命の課題ではなかった。

とも述べられておられます。

 この認識は、昨年の夏から、まったくお変わりないようです。
 川上慎一さんが今回のご投稿で述べられました、

 > 大会前の私を含めた一連の討論がほとんどフィードバックしていないようで す。

ということと、私も、認識を一にします。

 61年綱領においては、民主主義革命の道筋を、「さしあたって一致できる目標の 範囲で(の)、統一戦線政府」から、「民族民主統一戦線政府」、そして、「革命の 政府」へと成長、発展させながら進むとしてきました。
 この、いわゆる「民民統一戦線政府」が、反民族的・反民主的勢力を敗北させるな らば、「民民統一戦線政府」は、「革命の政府」となり、日本独占資本を中心とする 反動勢力をたおし、アメリカ帝国主義の対日支配を排除し、主権を回復し人民の手に 権力を握る、としてきたのです。

 61年綱領では、

 > この権力は、労働者、農民、勤労市民を中心とする人民の民主連合の性格をも ち、世界の平和と進歩の勢力と連帯して独立と民主主義の任務をなしとげ、独占資本 の政治的・経済的支配の復活を阻止し、君主制を廃止し、反動的国家機構を根本的に 変革して民主共和国をつくり、名実ともに国会を国の最高機関とする人民の民主主義 国家体制を確立する。

と記されています。

 このように、「君主制を廃止」するということは、民主主義革命の重要な課題であ り、党は、平和革命路線を採っているのですから、単に、政権を執っただけでは解決 しない、憲法改正という最も困難な課題でもあると言えます。
 日本が、「共和制」国家であるというならば、「革命は、もう、成っているんじゃ ないですか?!」と申しましても、何か、おかしいでしょうか?

 このような事を、わざわざ、一から説明するまでもなく、そもそも、あなたは、綱 領改定案における不破報告の発言、

> なお、現在の綱領には、「君主制の廃止」ということが、民主主義革命のなか で実行されるべき課題としてあげられています。

という事を、どうお読みなのでしょうか?
 読んで、尚且つ、私達の方こそ、

 > 全く誤った「革命」という理解
 > そもそも61年綱領の理解から誤っていたというほかない
 > 天皇制廃止は61年綱領においても革命の課題ではなかった。
 

などと、放言し、「批判」されておられるのでしょうか?

 私には、あなたの、思考というものが、まったく、理解できません。
 そこまで仰っておられるのですから、この点は、是非、あなたの「ご認識」をご説 明して頂きたいと存じます。

 「君主制(天皇制)の廃止」は、民主主義革命の「課題であった」のか「課題では なかった」のか?

 あなたの上記のようなご認識では、「課題ではなかった」ということなので、不破 氏の立場でさえないという事でございましょうが、まさか、「それは、あなたの「誤 解」である。表現が「不正確」だから訂正する、ただそれだけのことであろう。」な どとは、仰られないでしょうね?
 それとも、また、「揚げ足取り」である、などと説明にもならないことを仰る訳で もございませんでしょうね。
 あるいは、また、私の方(不破氏の方?)が、「デマ」呼ばわりされるのでしょう か?

 私は、あなたが使われましたような言葉を、使おうなどとは思いませんが、上記の ような発言をなされますからには、あなたなりの「根拠」がおありなのでしょう。
 弁護士さんのご発言であります故、読む者に対しましては、もうすでに、大きな影 響を与えているものと存じます。ご説明の程、よろしくお願い申し上げます。

 この辺りの、詳しい分析は、私が以前、「たいへん、感銘を受けた」と述べさせて 頂きました、原 仙作さんのご投稿、「綱領改定案の民主連合政府の研究 03/9/11 (3部作)」に、丁寧に記されております。

 原さんは、

 > 改定案の民主連合政府はその政治課題から君主制の廃止を放逐することによ り、現行憲法が規定する国家体制の枠に収まる民主主義革命の政府となっているわけ である。
 > 現綱領の場合、民民統一戦線政府の政治課題に君主制の廃止を掲げているの で、「現行憲法の・・・全条項をまもり」とは口が裂けても言えなかったことなので ある。

と、仰っておられ、
 また、不破氏の「説明」につきましても、

 > しかし、このような説明は事実をいつわる後講釈というべきである。綱領草案 作成時においては、国民の間に戦争の惨禍にたいする生々しい記憶が残っており、民 主主義革命において天皇制を残存させる議論が全く問題にならなかった結果なのであ る。当然、君主制の廃止という政治課題が現行憲法を改変することなしには不可能で あることも十分理解されていたのである。

と、述べておられます。
 また、革命について、党が、

 > わが党の綱領は、この点についてマルクス・レーニン主義のこの原則的見地を 一貫して堅持して、『君主制を廃止し、反動的国家機構を根本的に変革して人民共和 国をつくり、名実ともに国会を国の最高機関とする人民の民主主義的国家体制を確立 する』ことが革命がどのような移行形態をとおっておこなわれようと、人民の民主主 義権力のもっとも重要な任務のひとつとなることを、明確に規定している。 (日本共産党重要論文集5)  

と述べていたことも、紹介されております。

 あなたの仰っておられることと、私の言っていることと、どちらが、「全く誤った 「革命」という理解」なのでしょうか?!

 是非、全文を、お読み下さることを希望致します。

 「君主制である」から「君主制ではない」との180度の「解釈変更」に関しまし ても、あなたの仰る、

 > 表現が不正確だから訂正する、ただそれだけのことであろう。
 

という「ご弁明」に変わりはない、とお受け取りして宜しいのですね?

 あなたが、どんなに、「白馬論」を駆使され、「それこそ不正確(はっきり言って デマ)ですね。」と申されましても、上記のように、前綱領には、「君主制を廃止 し」と明記されておりますので、そのような詭弁、強弁では、私の知人・友人達は決 して納得されないことでしょう。

 また、あなたは、詭弁を弄するあまり、自分の仰った言葉「不正確」という事と 「(はっきり言ってデマ)」という事とが、あなたの頭の中では、「同義語」である ということを、ご自分で、自己暴露なさっているということに、気が付かれておられ ないようですね?!

 先の、党の講師資格者から貰い受けた資料には、「国連加盟国のなかの君主国」と して、共同通信社刊「1994年世界年鑑」が紹介されており、当然、日本が含まれ るとして、指導なさって来られたのです。

 また、不破氏自身が、

 > 日本が、憲法で主権在民の原則をうたいながら、君主制が残されている世界で 数少ない国の一つ

と第20回党大会でも発言しているように、これまで、何度も、「君主制」と言って いるのです。

 これは、長谷川正安先生と同様の見解です。  長谷川先生は、党推薦の参考人として、憲法調査会でも意見を述べられておりま す。
 あなたのご意見を、長谷川先生に、お述べになられてみたら宜しいのではないで しょうか?

 あなたが、現在の不破氏を、いくら、「弁護」しようとして詭弁を弄しても、誤魔 化せば誤魔化すほど、「共産党は、胡散臭い」としか、世間には思われないのです。

 先日、このようなことを言っておられる弁護士さんがいると、ある友人に語ったと ころ、「漫画だな。」と、一笑に付されてしまいました。
 因みに、彼は、党外の方ですが、天皇制廃止に賛成しております。

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 私は、この間、あなたと皆さんのやり取りを拝読させて頂いておりましたが、川上 さんを始めとする方々が語っておられますように、ますます、「天皇は、現代的意味 での君主である」「天皇制は、現代的意味での君主制である」という認識を持って、 これからも、自分なりの行動を続けて行こうと思うに至りました。

 不破氏やあなたの、憲法上の規定による「天皇は、象徴に過ぎない」とされる論理 だけでは、私達が述べました、天皇制維持のために、毎年、200億円以上(森 暢 平氏「天皇家の財布」によれば、273億円)もの予算を使い、かたや、50人もの 餓死者、寒風に曝され、死の恐怖に日々直面しているホームレスと呼ばれる人々、小 泉悪政により失業に追いやられながら、健康保険証さえ発行されない多くの方々の存 在等々を考えるに、憲法上も、事実上も、現実に、生まれながらにして、「特別扱 い」される人間との「命の公正さ」について訴えなければ、人権もヒューマニズムも 人間の尊厳も、単なる空念仏にすぎなくなる。

 天皇は象徴であり、「君主扱い」さえされなければいいのであれば、「国の最高法 規である憲法に、象徴として、国の制度として、規定されているのでしょう?!
 そうであれば、世襲ということも、憲法で決めてあるのだから、その天皇を継がれ る人を準備する意味でも、天皇家を含めて、国の予算を使うのは当たり前のことでは ないですか?
 あまり、大きな事故などのご不幸の場合などは、考えたくはありませんが、危機管 理という意味でも、重要なことではないのですか?
 君主ではなく、親しみのある天皇の、家族との日常をマスコミで放送することは、 国民統合の象徴として理解してもらうためには、必要なのではないでしょうか?」と いう論理にしかならない。
 そして、この論理に、有効な、何の反論のしようもない。

 「共産党は、憲法の全条項をまもる、のでしょう?象徴天皇制規定も、まもるので しょう?」と問われて、「はい、その通りです」と答えれば、「象徴天皇制を維持し ます」「廃止しようなどとは、思ってもございません」ということにしかならない。

 「廃止するとすれば、いつかは判りませんが、「将来」の国民が決めることで す。」と言ってしまえば、例えば、これから、50年、今の20代の方々の多くは、 生きておられるであろうし、私も生きているかもしれない党員に対して、それまでの 間、ずっと、「象徴天皇制をまもります」と言い続けよ、ということにしかならな い。

 こんな馬鹿らしい事を言う綱領であるならば、私は、まったく、従えない。

 この間の、あなたの投稿によって、まさしく、あなたの論理は、私達が懸念してい た通り、半永久的な「天皇制容認」であり、それどころか、事実上「天皇制擁護」の 立場でしかない、ということが、私には、明らかとなりました。

 斯くの如く、「君主制(天皇制)の廃止」を綱領に掲げるべきだと訴える私達の方 こそ、民主主義を軽んじる者であるかのように、「敵視」し、「攻撃」しさえし、 「逆立ちの論理」を唱える、あなたや不破中央の言説を聞けば、「天皇制容認ではな い」などという主張を、信じられる訳がありません。

 これでは、私達は、まるで「非国民」扱いではないですか?!
 一体、この党は、どこへ向かおうとしているのですか?!
 その先には、何があると言うのですか?!
 一体、あなた方の言う「人間の平等」「人権」「ヒューマニズム」「人間の尊厳」 とは、何なのでしょうか?!

 一方で、これらの「普遍性」を唱えながら、また一方で、生まれながらにして「特 別な存在」としての「天皇の制度」をまもるという立場の、どこに、かぎ括弧なしの 普遍性があると言えるのですか?!そのような立場とは、現行憲法における、民主主 義と相反する矛盾を訴えるのではなく、絶対視し、「丸ごと容認する護憲論」であ る。

 このような事実上の「天皇制容認・擁護」の思想に、不破氏を始めとする、党中央 がどっぷり浸かっているから、改定案においても、「一つの家族が『国民統合』の象 徴となるという現制度」というような「逸脱」を、自ら演じ、誰も気が付かず、承認 したりするのではないのですか?!
 それより以前に、私は、愛子ちゃん誕生賀詞決議等に賛成した不破中央の「無反 省」に鑑みるに、本当に「気が付かなかったのか?」という疑問と不信の念を、未だ 抱き続けているのです。

 「共産党は、天皇制を廃止すべきだとは言っていないのでしょう?」と、問われた なら、「言っているのか言っていないのか、私にも訳の分からないことを言っていま す。一方で、憲法の「全条項をまもる」と言い、一方で、「民主共和制の政治体制の 実現をはかるべきだとの立場に立つ」と言い、「その存廃は、将来、情勢が熟したと き」と言い、要するに、「いつか、なるようになる」と言ってるだけの、事実上「天 皇制容認・擁護」という事なのでしょう。」と、私は、答えるほかありません。

 これでは、NHKを始めとするマスコミが、「事実上の天皇制容認」と報道したこ とが、基本的に正しい、としか私には、考えられない。

 テーマは、まったく逆としても、あの自民党でさえ、立党以来、「憲法の自主的改 正をはかり…集団安全保障体制の下、国力と国情に相応した自衛軍備を整え」ると、 党の政綱に、誤魔化さずに、憲法「改正」と「自衛軍」を掲げ続けてきました。

 情報公開が叫ばれる中で、戦前から掲げ続けてきた「君主制(天皇制)の廃止」の 旗を、自ら降ろし、上記のように訳の分からないことを言っているのですから、「共 産党は、実に、胡散臭い政党ですね。」と思われても、仕方がないでしょう。

 しかも、不破氏は、81周年講演において、

 > 42年前に綱領を決めたときも、実際にはもっと前からですが、「天皇制打 倒」の旗をかかげたことは一度もない

などと公言しています。(03年7月21日・赤旗)

 私は、このような大嘘を、許すわけには行かないのです。
 このような大嘘を、「現実化」するために、100歩譲って、「天皇制廃止を明確 に掲げればよい」とする批判には、何にも回答をしていないとしか考えられない。

 まさか、「君主制を廃止」の「君主制」は、「天皇制」のことではない、「廃止」 とは書いてあるが、「打倒」とは言ってない、などと馬鹿らしいことを言う訳ではあ るまい。
 しかしながら、こんな馬鹿らしいことさえ、言いかねない、今の、不破中央である から、恐ろしいのである。

 私達は、反共ではないということは、当たり前のことです。しかしながら、私達の 言うような事が、本当の反共の側から、もっと鋭く「攻撃」されたなら、党は、まと もに答えられるのですか?
 斯くの如く、私達に、「いつか、なるようになる」「天皇制廃止とは言ってませ ん」と答えよ、とでも言うのですか?

 天皇制に関する世論調査によれば、党の支持率が、2~3%以下と低迷を続ける 中、「天皇制廃止」に賛成は、8.6%だそうです。(02年)

 以前の投稿でも述べましたが、綱領に「君主制廃止」を掲げながらも、98年参院 選では、820万票もの支持をして下さった多くの皆さんが、昨年の総選挙で去って 行かれました。
 共産党が、天皇制には反対している(いた?)ということを知らない国民が、どれ だけおられたでしょうか。
 天皇制はこのままでよい、と考えられる方々であっても、ここは、共産党に頑張っ てもらわなくては、と思われていたのではないのですか?

 また、社会党(社民党)ではなく、世間では、「アカ攻撃」も残っているにも拘わ らず、「天皇制廃止を掲げてきたから、共産党に入った」と言われ、頑張って来られ た方々の気持ちが、中央は、どれだけ解っているのでしょうか?

 これらの事実を、真摯に受け止め、「道理しかない党」と志位氏が認めておられる のなら、内政、外交に道理を尽くす政策を提示するべきであるし、道理の通る、党改 革を行うべきなのであります。

 多くの批判と抗議の声がある中で、「予定通り」、新綱領は、決定されてしまいま したが、少なくとも、「私は、現代的意味での「君主」「君主制」であるから廃止す べきである、と考えています。」と、これからも、みんなに語って行こうと思ってい ます。

 納得もしていないことを、「上が決めたから」では、これまで、天皇制は「君主 制」であり、人は生まれながらにして、自由・平等であるという民主主義の理念に反 すると語ってきた、一人の、人として、人間としての人格が疑われざるを得ません。

 あなたが、「君主ではなく、象徴にすぎないが、それでも、廃止すべきである」と ご主張なさるのであれば、それはそれで、宜しいのではないですか。
 それが、説得力があるのかどうかは、私には、判りませんが、「天皇制は廃止すべ きである」という立場に変わりがないのでしたら、それぞれの場で、訴え、行動して いきませんか?

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 残念ながら、私は、あなたが、党員かどうかは、存じませんが、この間のご投稿に おいても、「革命」について、上記のようなことさえ理解されてもおられず、「日本 は共和制」と言ったり、「全く誤った「革命」という理解」と言ったり、「天皇制廃 止は革命の課題ではなかった」と言ったり、いいたい放題の、放言、詭弁、強弁を何 の臆面もなく繰り返し、まったく、反省の色さえ窺えないような方に、「デマ」呼ば わりされるのは、はっきり申し上げて、不愉快極まりないのです。

 私は、あなたが、共産党員弁護士でないことを、本当に、心から祈るばかりです。 共産党の弁護士は、こんなものかと、全国的に思われては、真面目な党員弁護士さん が、あまりにも可哀相です。

 人の意見に「デマ、デマ」と仰るあなたが、私から、そのような言葉を浴びせられ たら、ご気分は、如何でしょうか?
 ここ「さざ波」を、そのような罵り合いの場に、あなたはしたいのですか?!

 弁護士法
 第一条 弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。

第二条 弁護士は、常に、深い教養の保持と高い品性の陶やに努め、法令及び法律 事務に精通しなければならない

 人に、謝罪を要求するようなことをする前に、ご自分の態度を見つめ直されたら如 何でしょうか?!  いったい、あなたは、ここ「さざ波」に、何をしに来ているのですか?!  自分を、神様か何かとでも思っておられるのでしょうか?!

 先の投稿での、私の真意は、直ぐに、ご返事頂きたいなどというものでは、まった く、ございませんでした。
 それとは逆に、皆さんとのこれまでのやり取りを、じっくり、読み返されまして、 ご自身が語られましたことを、人として、真摯に、お考え願いたい、ということに尽 きるものでした。
 そしてそれは、今回の投稿におきましても、まったく、同じ想いであります。

 TOMOKOさんが、なぜ、

 > あなたの他の人への批判のしかたは少し異常です。私は、あなたがdemocratだとはとても思えないのですが、どうなんでしょうか?

と仰っておられますのか、ゆっくり、考えられたら、如何ですか。

 私の発言が、もし、不愉快にお感じになられましたならば、ご容赦願いたく存じ申 し上げます。

敬具。

<編集部コメント>愚等虫さんのお尋ねの件に関しては後日、この投稿欄に掲載します。