この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
感情的にトーンが上がりすぎて「目を覆うばかりで読むに堪えない」のはあなたの投稿の方ですが、あなたの主張は100%間違っていますね。(なお、2月5日付の私の投稿はあなたの2月4日付けの投稿が掲示される前に投稿したものです)
「横田氏にも佐藤氏にも本多氏にも大江氏にも反論権はある」のであれば、犬丸氏にも当然反論権はあるということになるでしょう。私が「反論権が保障されていない」と書いたのは、あなたの犬丸氏は「パソコンもお持ちじゃなかった」云々という下らない議論にあわせて、さざ波の投稿をチェックする機会がない場合を考慮して書いただけのことです。
あなたの強調する「犬丸氏が党員であること」、あるいは「党の決定に違反するものは出すべきではないと私は考えている」ことが何か関係があるでしょうか? 同じように公的言論を行っていて、横田氏らに対する論評は自由で、犬丸氏は党員だから批判をしてはならない? 明らかにおかしな議論ですね。
赤旗評論版で意見を公にした犬丸氏以外の党員について、このさざ波でも南沢氏や佐方氏他の発言が論評されていますが、それもあなたの主張に従えば「党員だから」「党の決定に反する意見は公にできないから」一切論評してはならなかったのですか?
さらにいえば、あなたの主張に従えば、犬丸氏の公刊している著作や論文すべてについて、党の決定に触れるようなテーマに関しては「党の決定に違反するものは出すべきではない」と彼が考えているから一切批判できないことになりますが、これも明らかにおかしなことですね。
赤旗評論特集版は党内だけで流通する部内資料ではなく、外部にも販売されているものです。したがって、犬丸氏は党内だけでなく不特定多数の国民に向けて自らの見解と主張を明らかにしたことになります。彼は自らの知名度と知識人としての影響力を当然意識して、実名で綱領改定案に対する意見を公表したはずです。これに対して批判的見解をもつ、あるいは論評を加えたい人(党外の人も当然含みます)が、彼が党員であるとか党の決定に反する見解は公にできないという理由で批判を許されないとしたら、これほど不当なことはないでしょう。不特定多数に向けて自己の主張・見解を明らかにしながら、その批判を許さないなどということが通用するわけがないし、犬丸氏ご自身もまずそのようなことは言わないはずです。なぜなら、これは反論権の有無の問題ではなくて、たんに犬丸氏の個人的事情による自己規制にすぎないからです。
これだけ言えば、公的言論に対する論評の自由という、言論の自由の最も基本的な原則をあなたが理解していなかったことは明らかですね。
不特定多数の公衆に向けて自己の主張・見解を発表した人は、その人が学者であろうと無名の市民であろうと、発表場所が新聞の投書欄であろうと赤旗評論版であろうと、自ら公にした言論が新聞、雑誌、あるいはインターネットなどで議論されることを予想し、場合によっては厳しい批判を受けることをも甘受しなければならない。当然のことです。
さて、この間のあなたの私に対する聞くに堪えない非難が何の根拠もない誹謗中傷であることは、あなたにもわかったはずです。
あなたが自ら誠実な討論者であることを自負されるなら、この場で自らの不当な発言をすべて撤回して謝罪することを私は強く要求します。