この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
愚等虫さん、アンクル・トムさん澄空さん、I生さん、一老学生さん、たいらひとしさん、さつきさん、川上慎一さん、他、論客のみなさん、はじめまして。天皇制問題をめぐり、「批判の仕方、あり方」問題で孤軍奮闘しておりますS.Kです。以後、よろしくお願いいたします。マルチレスで失礼を致します。中身論にも首を突っ込みはじめておりますので。
愚等虫さんへ
>私は、なぜ、この説明で、「十分」なのか、まったく解りません。
そう、眉に良く唾をつけてお読みになったほうがよいですね。
100対0の圧勝を望まれずに、基本的に勝利すればよろしいのではないでしょうか。
>これらの方々に、その職務として、学問的信条として、どう捉え、今、教えておられる学生達に、どう対処し、また、これから、どのように教えて行かれるのか、問いかけることが、何か、おかしなことでしょうか?
これまた然り。無責任放言男には学問的良心は期待できませんからね。必要もないでしょうし。
>あなたご自身の考え方のほうが、その変化に応じきれず、相変わらず、「君主」と聞けば、直ぐに「絶対君主」「伝統的な君主」ということしか考えられないという「固定観念」に染まっておられるのではないでしょうか?
マルクス経済学や弁証法における「過渡形態」「中間形態」さえ知らない形而上学者に物申しても何とかのツラにション便の例えですね。引き続きご奮闘ください。
アンクル・トムさんへ
>現行憲法の天皇規定は、・・・・当時の国民感情にも配慮して、妥協の産物として成立したものと理解している。
現在のアジア諸国民の感情もぜひ、ご確認ください。君主であろうとなかろうとの。
>このような世界でも稀有の憲法が法学者に格好の研究材料を提供したのは言うまでもない。
ですから、法律学の幻想に囚われた主意主義者、観念論者には問題は解けません。
引き続きご尽力ください。
澄空さんへ
>当たり前と言えば当たり前のことではありますが、別刷学習党活動版に、democratさんの議論とは反対の論陣をはっている弁護士さんの名前をみつけ、法律に携わる人がみなdemocratさんと見解を同じくするわけではないことを知ってホッとしました。
私も現在法曹関係の知人、友人に件の裁判をめぐるいくつかの疑問について照会を始めましたが、今のところ「天皇は君主ではない」なる合言葉を掲げての裁判闘争の存在を知る党員弁護士を見つけるに至っておりません。
それどころか、今回の解釈変更について「現状聖化論」「悪しき客観主義」などの批判をもつ同志が法曹界に思いのほか多くいることが、あらためて確認されました。今後も個人的条件を生かして調査を続けますので、貴兄も左翼法曹界の実態把握に加わっていただけませんでしょうか?
I生さんへ
ちょっと前になりますが、貴兄の
>しかしながら、改定案の天皇制に関する部分が、現綱領と比較して、あるいは報道による両氏の発言からして、意図的にとも思われるほど、現行天皇制の存続を承認しているかのような規定となっていると感じられることは大問題である。
との疑問は、
>しかし、これは、憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである。
という「言わでがもなセリフ」を付帯することが発想されるような状況下では、正に「直感は誤たない」のだと思います。強行されたことに敗北感をもつことなく、「未来の現実在」を発現させて参りましょう。
一老学生さんへ
>最近では年とともにマルクス、レーニンを語る人が減ってしまい、まるでマルクス、レーニンといえば不破氏の独占になったようにさえ見える。
>不破氏のいいかげんなマルクス、レーニン解釈を批判できる人はいなくなってしまったのではないか? 不破氏と彼の追随者の政策を批判することができても、彼の「理論」を批判できないようでは、不破氏の党内独裁もやむをえないというほかあるまい。
ご叱正、重く受け止めております。が、既に20世紀マルクス主義の総批判を開始している人物も存在しています。
>読者はカウツキーとレーニンを比べて読みながら、カウツキーの位置に不破氏が立ち現れるのを痛感するにちがいない。
も同感です。天皇制問題でのご発言もお待ち申し上げております。
たいらひとしさんへ
>共産党を「革命政党」として位置付けるなら、共和制樹立は将来の課題ではなく当面の目標。それについて具体案が提示されないなら、天皇制廃止の主張を引っ込めることと何ら大差ありません。
前段は同感です。後段については、英国など諸外国の左翼の方針、経験をご一緒に収集してみませんか?
さつきさんへ
>なお、「単に不愉快だから」は最も強力な(天皇制廃止を望む)理由である、とのお説ですが、それは「単に好きだから」との理由で(天皇制を)擁護する立場と拮抗するだけで、これとは闘えず、将来の多数派形成へ向けた努力をむなしくする発想です。
この批判は、まだ生きています。主観主義者の三百代言に誤魔化されること無く、批判の刃を研いでまいりましょう。
川上慎一さんへ
引き続き大論陣を張ってください。ご期待申し上げておりますので。
犬丸先生、長谷川先生、渡辺治先生のご友人の方々へ
『さざ波』での論争の存在をぜひ、お知らせください。