この討論欄は、第23回党大会に向けた、綱領改定案にかかわる問題を論じるコーナーです。
寄らば大樹の陰さんは、赤旗3月7日のQ&Aで「国会開会式の天皇」の写真が載ったこ とを非難しています。
でもこれは、Q&Aの本文の「たとえば国会の開会式は、天皇が絶対者だった戦前のや り方をひきつぎ、天皇を日本の主人公のように扱っています。だから日本共産党は開 会式を欠席して、反対の立場を明らかにしているんです」に対応した、批判を込めた 写真だと思います。
志位さんの昨年8月の講演でも、(1985年に福永)衆院議長が「後ずさり」できず辞任
させられた例を引いて、国会開会式を主権在民に反すると批判し、出席しないと明言
しています。
http://www.shii.gr.jp/pol/2003/2003_08/2003_0826_1.html
この衆院議長辞任の話は、戦前、ある校長先生が教育勅語を「いったん緩急あれば」 を「いったん緩急あらば」と読み違えて自殺に追い込まれた件を連想させます。文語 文法では「あらば」が正しく、教育勅語の方がまちがっているのに、です。
私は、わが党がこの立場を貫き、今後も天皇をあがめる国会開会式をボイコットし続 けることを強く望みます。