この討論欄は、第24回党大会にかかわる問題全般を論じるコーナーです。
10日程前に24回党大会のことについて中央委員会に電話して聞いてみました。私は党員ではありませんので、どういうことが討議されるのかわからず聞いてみたのです。対応してくださった方(女性)は親切な方で決議案を送ってくださいました。送っていただきありがとうございました。さざ波通信に投稿していると言いましたら、少しいやな顔をされた(電話なのでわかりませんが)様な気がしましたが。
電話で私は選挙で没収される供託金が多いので、選挙を重点地区に力を絞り、供託金が没収されそうな力の弱い地区は「政党助成金反対と平和憲法を守る」という一致点で無党派の人を革新共同候補として擁立するように提案しました。そして、お金は専従の方のために使っていただけるようにとお話しました。
担当の方は、供託金は100円づつでも広く集めて、年金暮らしの党員の方に専従の方のサポートをしてもらう計画、のような話をされていました。
送っていただいた「衆院小選挙区選挙供託金支援基金」の設置について(案)を読まさせていただき、大変いい案だと思いました。毎月一口100円(毎月一口以上)とは無理がなくていいアイデアだと思いました。党員外の人は参加できないのかな?決議案全体も内容豊富でした。
立派な決議案ではありますが、共産党のよりいっそうの発展を願う立場から意見を述べさせていただきます。
決議案では綱領を自画自賛されていますが、まず今の綱領は欠陥綱領であると指摘させていただきます。反帝・反独占・反アメリカ帝国主義一辺倒の綱領で戦後アメリカの対日民主化の恩恵について全く言及しない公正さに欠ける一方、一党独裁の中国を美化しています。
さらに綱領を国民の前に全面的に出して選挙で戦っているかといえば全く逆で、選挙では身近な生活の問題をとりあげて綱領は後ろのほうにそっと置いておくというのが実態ではないでしょうか。もっと普段から綱領を全面的に出すというのが本来の政党の姿だと私は思います。
なぜそれができないのか?古典べったりでマルクス主義を創造的に発展させる力に欠け、世界観・社会主義観に問題があったからだと思います。
社会主義とは高度に発展した民主主義の上に花咲くものであって、社会主義といわれた国々はもともとそういうレベルに達してなかったわけです。つまり初めから社会主義ではなかったのです。それに気づくのがあまりにも遅かったわけです。(今でも一党独裁の中国を美化しているようにおかしな世界観をしている!)
多くの国民は、共産党の世界観・社会主義観を信用していないのです。これでは多数の国民をひっぱっていくことは出来ません。
「資本主義から離脱した国々とか市場経済を通じて社会主義とか」バカなことを言っているとますます国民から信用されないでしょう。
今の共産党は地方議員や末端の党員の頑張りでもっているのです。そのことを党中央の幹部は自覚されて、バカな世界観・社会主義観を捨て去り正しい世界観・社会主義観を確立することがなによりも大切です。