天邪鬼様、はじめまして。
鄭栄桓(チョン・ヨンファン)氏の論文は、この時代の在日 共産主義者に関心を持っていました私にも非常に興味深く参考 となるものでした。
まだ若い在日の研究者が、このようなテーマで研究をされて おられることに敬意をもち感謝をいたします。今後の研究成果 に期待を持ち続く論文を私は非常に心待ちにしております。
その中では、おそらく天邪鬼様がもっておられます疑問にも 応えるものと信じておりますし、また私が紹介した文献の中に も、そのヒントになる点が散見できるものと思います。
私も近代の朝鮮と日本の関係史を日本人(僧侶)の方達との 学習会を通して教えていただいております。日本人の方の中に も誠実に研究、学習をされておられる方もおられます。その姿 勢に私も多くのものを学びます。
またネット上でも、そのような方がおられることに逆に頭が 下がる思いを持ちます。
一例として紹介します。(ネット検索で知りました。)
http://member.nifty.ne.jp/htaguchi/index.html
また、参政権問題では長年、「民団」が力を注いできた問題 でもあり民団新聞HP上の検索で「参政権」とされれば関係記 事がヒットするものと思いますので参考にしていただければ幸 いです。
私の不確かな記憶では公明党、日本共産党が在日外国人の参 政権問題に熱心に取り組んで来られた経緯があり、またその内 容に関して日本共産党は被選挙権(たしか国政に関しても? 記憶があいまいですが)及ぶものであり評価されるべきもので あった、と記憶します。
いま「しんぶん赤旗」HP上で検索(検索語:参政権)した ところ次の記事をふくめ41記事がヒットしました。全部の記 事には目を通す事ができませんが、次の2記事を紹介します。
ここでは私も以前より感じ思っていた点、「3、 具体的な選 挙資格については、外国国籍であることを考慮して、個々人の意 志を尊重し、選挙資格を取得する旨の申請を行ったものに対して 付与する。」とあり、これは在日外国人個々人の選択権を保障す るものとして私は高く評価します。
また、永住権を持たない在日外国人に対する参政権問題にも考 えを深めることも大切ではないかと考えます。それゆえこの点に 関して指摘したいと思います。
最後に北朝鮮問題に触れ、次の民団記事を紹介します。これは 私も関係したものですが、在日の共産主義者の活動として参考に なれば幸いです。
*注記:「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」は、日本の市民団体(在日も加入する)であり、在日の組織ではありません。この点、記事の誤りです。代表はオブザーバー的な出席でした。また、参加団体は総連内部有志だけではありません。
皆様の北朝鮮、在日問題に関しての自由な意見、対話、議論 を期待しております。
天邪鬼様、凡庸な私ですが、これからも宜しくお願いいたし ます。
*前回の投稿に関して一点訂正をさせていただきます。
記憶違いで、
「同行した同じ在日の者(在日の歴史学者の方ですが)」
と記しましたが、
「韓国で待ち合わせた同じ在日の者(在日の歴史学者の方ですが)」
と、訂正いたします。
それでは失礼いたします。
金 国雄(キム・ググン)拝