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「北朝鮮問題」討論欄

有事法は北朝鮮侵略戦争のためのものです

2003/12/3 天邪鬼、60代以上、自由業

金国雄さま
 わたしは在日外国人、とりわけ在日朝鮮人と華僑のかたがたが今日本で生活している心境をとても心配しています。ことに北朝鮮における人権問題についての認識はずーっと以前から持っているつもりですが、うかつに私たちが口出しできない環境がこの国内にできています。というのはマスコミなどが拉致問題を機に北朝鮮の内情をあることないこといっせいに暴きたて、排外主義が日本全土に席巻する中で北朝鮮の中で行われている人権無視を取り立てるとき、さらに排外主義をかき立てる恐れがあるからです。さざなみの投稿者の数人の方々も善意ではあるかもしれないがこの排外主義に無批判に巻き込まれて客観敵に判断すれば朝鮮戦争策動の柱、イデオロギー動員の一役を買っていると考えます。又、韓国には国家保安法がありその内容は日本のかっての治安維持法と同じもので、国体を否定する団体の構成員に対してに対して最高刑が死刑となっており、北朝鮮はいうに及びません。
 しかも前の国会で成立した有事法は数年前に成立した新ガイドライン法と一体となって朝鮮侵略戦争を日米一体になってやるためのものであり、けっして北朝鮮が攻めてくるのを想定したものではなくの本帝国主義がその侵略性の本質を剥き出しにしたものです。有事法に関連して国民保護法や共謀罪の上程もあるでしょう。こうした法律についてはDemocrat氏にお願いしたいのですが、非常に在日の人々にとって苦しい事態がくることが予想されます。私たちの力及ばず成立させてしまったこの有事法憲法違反どころか超憲法であり戦時立法でしょう。国民保護法や共謀罪など治安立法のすべてをあわせるとこの国にはすでに選挙で投票する以外に民主主義はほとんどなくなっています。たとえばこのインターネットですら権力は恣意的に発信人を見つけ出し、逮捕できます。盗聴法、国民総背番号制(xx法)、等々。実はがんじがらめです。日本人の私でさえ将来の不安を持っていますがあなたについては現実のものでしょう。 わたしは資本主義国における民主主義の量はその国の労働者階級とブルジョアジーの力関係によって決まると思います。しかも資本主義社会であ・・・(文字化け)・・・
 こうして朝鮮侵略戦争をアメリカ帝国主義が決行すると同時に自衛隊がなだれ込むことになります。そのための法体制の準備がほとんど整ったのですが、攻撃はアメリカがイラクにてこずっているので遅れているに過ぎません。自衛隊のイラク派兵も朝鮮侵略戦争の予行演習のようなものです。私は自衛隊のイラク派兵反対を当面の最大課題と考えますが、有事法廃案の戦い、来るべき朝鮮侵略戦争に向けての反対の戦いを今から準備しなければならないと考えます。そして排外主義イデオロギーに対して非常に鋭く見守らねばならないと考えます。きた朝鮮の民主化について反動派に利用されないことが私たち日本の左翼は考えねばならないと思います。この点に関してはさざなみのかたがたの無神経さと無防備さに腹を立てることもあります。わたしは北朝鮮の民主化に日本人が手を出すよりも北朝鮮敵視政策と戦争準備に反対し日米による朝鮮侵略戦争を阻止するほうが重要だと考えます。わたしたちは北の兄弟姉妹たちが苦境に立たされているのを心配してみつめています。