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「北朝鮮問題」討論欄

★北朝鮮とは何か? №1

2003/12/23 がんばれない共産党員、50代以上、労働者

 1990年9月24日から28日まで自由民主党代表団と日本社会党代表団は、朝鮮民主主義共和国を訪問した。
 朝鮮労働党中央委員会総書記の金日成は、自由民主党代表団と日本社会党代表団と会談し、金丸信・田辺誠両団長は、金日成に自由民主党海部俊樹総裁の親書と日本社会党土井たか子中央執行委員長の親書を手渡した。
 この会談が順調に進み、北は日本からの経済支援を、日本は戦前の歴史的清算をするべく詰めの作業に入ったが、結局、拉致問題・日本人妻問題など多くの点で一致点が見出せなかった。
 三党(朝鮮労働党、自由民主党、日本社会党)は、暫定的に「三党共同宣言」という方向で決着した。

 そのとき、もし合意に至っていれば下記のような共同宣言が発表されるはずであった。しかしこの宣言は歴史の闇に埋もれてしまった。以下その内容である。

        日 朝 共 同 宣 言

                  平成2年11月1日

 海部俊樹日本国総理大臣と金日成朝鮮民主主義人民共和国総書記は、1990年11月1日、平壌で出会い会談を行った。

 両首脳は、日朝間の不幸な過去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立することが、双方の基本利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与するものとなるとの共通の認識を確認した。

1.双方は、この宣言に示された精神及び基本原則に従い、国交正常化を早期に実現させるため、あらゆる努力を傾注することとし、そのために1991年2月中に日朝国交正常化交渉を再開することとした。
 双方は、相互の信頼関係に基づき、国交正常化の実現に至る過程においても、日朝間に存在する諸問題に誠意をもって取り組む強い決意を表明した。

2.日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。
 双方は、日本側が朝鮮民主主義人民共和国側に対して、国交正常化の後、双方が適切と考える期間にわたり、無償資金協力、低金利の長期借款供与及び国際機関を通じた人道主義的支援等の経済協力を実施し、また、民間経済活動を支援する見地から国際協力銀行等による融資、信用供与等が実施されることが、この宣言の精神に合致するとの基本認識の下、国交正常化交渉において、経済協力の具体的な規模と内容を誠実に協議することとした。
 双方は、国交正常化を実現するにあたっては、1945年8月15日以前に生じた事由に基づく両国及びその国民のすべての財産及び請求権を相互に放棄するとの基本原則に従い、国交正常化交渉においてこれを具体的に協議することとした。
 双方は、在日朝鮮人の地位に関する問題及び文化財の問題については、国交正常化交渉において誠実に協議することとした。

3.双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した。また、日本国民の生命と安全にかかわる懸案問題については、朝鮮民主主義人民共和国側は、日朝が不正常な関係にある中で生じたこのような遺憾な問題が今後再び生じることがないよう適切な措置をとることを確認した。

4.双方は、北東アジア地域の平和と安定を維持、強化するため、互いに協力していくことを確認した。
 双方は、この地域の関係各国の間に、相互の信頼に基づく協力関係が構築されることの重要性を確認するとともに、この地域の関係国間の関係が正常化されるにつれ、地域の信頼醸成を図るための枠組みを整備していくことが重要であるとの認識を一にした。
 双方は、朝鮮半島の核問題の包括的な解決のため、関連するすべての国際的合意を遵守することを確認した。また、双方は、核問題及びミサイル問題を含む安全保障上の諸問題に関し、関係諸国間の対話を促進し、問題解決を図ることの必要性を確認した。

 朝鮮民主主義人民共和国側は、この宣言の精神に従い、ミサイル発射のモラトリアムを1990年以降も更に延長していく意向を表明した。

 双方は、安全保障にかかわる問題について協議を行っていくこととした。

   日本国        朝鮮民主主義人民共和国
     総理大臣      総書記
     海部 俊樹     金 日 成

                  1990年11月1日
                      平 壌

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※みなさん本当に失礼しました。申し訳ありません。

 上記の共同宣言は私(がんばれない共産党員)の創作であり全くのウソです。なぜ、こんなウソを書いたか分かるでしょうか? 次回からその真意を載せていきたいと思います。お許し下さい。