皆様、こんばんは。
今日の中日新聞朝刊より
31面に続きがあります。(抜粋で)
空白43年 母の最後の望みかなえて
「北」の姉に来日渡航証
渋る政府、総連に 安本さん再三訴え
こんな長い間往来できないとは想像もしなかった。母は先の短 い身となり、姉の見舞いを一日千秋の思いで待ってます」
昨年暮れ、東京の法務省。担当職員は「正規の手続きで北朝鮮 を出ると証明されるまで、入国の許否については結果通知を差し 控えたい」と繰り返すだけだった。
安本さんはあきらめきれず、課長席に向かった。「人道的な立 場から何とか…」と言った瞬間、警備員四人に取り囲まれ、外へ 出された。新幹線で帰ったその夜、自宅近くで携帯電話が鳴った。 「もしもし、渡航証を認めます」
南北間の緊張を受け、北で暮らす娘の身を案じた母が、両親の 住む韓国を訪ねたのはようやく八〇年。長女だった母は妹や弟か ら両親は既に亡く、「母はあなたの名をうわ言で呼び、息絶えた」 と知らされた。
昨年十二月二十日、北朝鮮の姉から安本さんに手紙が届いた。
「私たちは電話一つかけるのも大変です。普通の人は外国に行 けません。こんな状態だから来なさいと言っても、日本には行け ない。姉の気持ちを理解してください」
安本さんは母が倒れてから、姉の里帰り実現を朝鮮総連に働き かけてきた。何度も電話を切られ、訪ねても応対してもらえない 日々が続く。
中日新聞 2004年1月20日
以下に法務省の入国申請案内書(北朝鮮からの入国者向けと思 われる)を画像で紹介します。「北朝鮮自由往来問題」フォルダ をクリックしてください。
http://jp.y42.briefcase.yahoo.co.jp/bc/freeman758iwmt/lst?.dir=/&view=
それでは失礼致します。 金 国雄(キム・ググン)拝