S.Kさま、ご意見ありがとうございます。以下私の見解です。
>「余力が無い」や「抵抗しうる力はもうありません」は、根拠薄弱の即断に過ぎるのではないでしょうか?
> このような断定は、朝鮮民族、もっと言えば人類の歴史に対する不信の表白にしかならないのではありませんか?
「根拠薄弱の即断」をしているとは思いません。私がそう思うのは多くの脱北者の発言が元になっています。彼らの全てが「体制に反抗なんか出来ない!」親子8代にわたる連座制(配偶者の家族も含む)、仲間同士の密告制度などによって、人民は自分の家族をも信用できないほど管理されていいるというのです。
私も脱北者に「なぜ立ち上がらないのか?」と何度も聞きました。しかし、帰ってくる言葉は「あなたは北朝鮮を全く知らない」「あそこで体勢に文句を言えるとでも思っているのか」「自分が殺されるのはかまわない。しかし子供や孫、親戚・兄弟、親友までも強制収用所に引っ張られるのは耐えられない。だから逃げてきたんだ!」ということでした。かの、韓国に亡命した最高幹部の1人ファンジャンヨプ氏は、自らの亡命によって3000人が連座したと言われます。
このような現実から私は「余力が無い」や「抵抗しうる力はもうありません」と発言しました。もし北朝鮮国内に立ち向かう勢力がいればこんな嬉しいことはありません。心から応援します。
> まさか、脱北者や韓国国民、「在日」の人たちに「テルアビブの岡本公三に続け!」と仰るつもりではないですよね?
S.Kさまはどうも北朝鮮の現実を理解されていないようですね。岡本公三はパレスチナ人でもなく、アラブ人でもありません。脱北者や韓国国民、「在日」の人たちは当事者なのです。そして、日本人妻や拉致被害者の家族も当事者です。なぜ、岡本公三なのですか?
> 兄は、軍事介入論者に屈服するおつもりもありませんよね?
いつ、私が「軍事介入」を支持したと言うのでしょうか? 過去の発言をたどってください。朝鮮半島の惨禍を望んでいるとお思いなのでしょうか。北朝鮮を批判するとすぐこういう反応が返ってきますが、S.Kさまはそれ位にしか北朝鮮の惨状を理解されていないのだと思うばかりです。
>北朝鮮外務高官らは、拉致議連の平沢衆議員らに「拉致被害者5人を一度、平壌空港まで連れてくれば、家族を帰国させてもいい」と言ったらしい。
これに期待する声が一部にありますが、それは間違いだと思います。(なにも原則論で言っているのではありません)
>拉致は主権の侵害です。国際的にみて主権侵害は「原状回復」が原則なのです。この原則を北朝鮮に認めさせずに、5人の平壌入りに無条件に応じれば、日本はこの原則を放棄したことになります。 (以上、1.11投稿より)
>もう一度、「この問題を巡る『原則』とは何か?」についてお考えいただけませんか?
北朝鮮による拉致は日本だけでなく、イタリア人・レバノン人・コロンビア人、ロシア人と世界中にいたのです。これらの国の共産党や左翼政権は北朝鮮に対し、毅然とした態度で拉致被害者の変換を要求したのです。そして、ほとんどが帰国しています。何も言わなかった左翼は日本と韓国だけです。原則とはそういうことです。拉致という犯罪は「原状回復」して始めて解決するのです。
>兄は、『さざ波』編集部や私達が問題にしている現指導部の欠落を何であるとお考えになっているのでしょうか?
>他の掲示板でも、既に多くの党外の人たちがそれに気付き、問題にしている「党の欠落」を北朝鮮問題にお詳しい兄は明確にご認識なさっていますか?
この点(他の掲示板)に付いては、十分に検討はしていません。いままだ時間が足りません。ただ、私は北朝鮮問題に関わる中で、あまりにも浮世離れをした現実を見抜けない「党の欠落」を感じて発言をしただけです。
失礼な発言があったと思いますが、とりあえず私の感想です。