お励ましありがとうございました。
勇み足という言い訳が出来ないほどの誤りでした。それを公に認めるのはつらいものですね。でも上のボタンを掛け間違えると下まで合わなくなるのですからさっさと最初のボタンをはずしてやり直すほうがいいと思った次第です。あのままじゃぼくがスターリン主義者になりますから、自分のために謝ったと思います。本当は編集部に頼んで削除すればいいのですが、人の言葉は間違って言ったことでも、なんらかの根があるからそういうのでしょう。「あっ、あれは冗談、冗談」といいながら案外本音が冗談話にあるんだよって、フロイトが書いてたように記憶しています。
文章って伝わりにくいもんだなーって、ここに投稿して以来思います。言葉とか文字は頭が痛いししんどいなーと思うのです。僕は絵を書くのが大嫌いな絵描きです。だって、絵は何にも語らんし、小説や音楽みたいにハナチューン、胸キューンと言う経験を絵を見てすることなんかめったにないんですから。
「しまったなー小説家になったらよかった、作曲家になったらよかった、」50過ぎまでそんなことを思ったものです。
実際、僕は最近、音楽づいたのか。朝、女房が出勤に出るやいなや、待ちかねたかのようにNHKのFMのスイッチを入れて、ガラにもない、クラシック音楽を聴くのです。いつだったか、大型ごみの日に100本ぐらいのテープを拾ったので午前中はテープにクラシックを入れながら聴いていたんです。
ネーお二人さん、僕はベートーベンがもちろん好きですが襟を正して聞くしんどさがあって、気合の入らんときは避けるんです。
振られた女の未練を懐かしむならなんといってもシューベルトだ。あいつは、人の心を自由に操るんです。「死と乙女」それを聴いて何ともないやつは、振られたことのない幸せな男だよ。シューベルトはど演歌やおまへんか。
東京交響楽団が月に50回というハードな公演をしていると言う投稿にたいして、「そんなもの仕事に入らんわい」と言う投稿があったでしょう。
やめた。こんな話こそ大好きですがきりがありません。彼が悪いんじゃないンです。僕らがこの世界を共産主義にかえたならばすべての人が芸術を享受するだろう。イヤイヤその考えも反対だ。違う。いかに労働者が粗野であれ、うちに帰れば酔眼朦朧で疲れた体でごろ寝をしてテレビの演歌歌手を見たり,「サンマのまんま」を見たりして、僕らの絵や、僕らの音楽、僕らの小説に振り向いてくれないとしても、僕らの芸術にグっときてくれないからなんです。
マリア カラスって知りませんか。そんじょそこらのカラスじゃないんです。20世紀最大のソプラノ歌手で、図書館で彼女の全集を借りてCDで聞いたんです。言葉で言えんが、美空ひばりが観客を飲んでかかってるなんてものじゃない、彼女の人間の幅の大きさに振り回されたりすると、ボケのボーってなるんですよ。それほどに音楽はみりょくがあります。カルメンの「ハバネラ」をうたうマリア カラスが歌うとまるで挑発的です。
さて、嫌いな絵のことですが、イラク戦争やいろいろあって,描きたい、描きたいと思うのですが現実が先に進んで僕の観念があとについていく始末で、じつは金縛りなんです。酒だって醸造してうまいので合成アルコールでよければ今すぐにでも飲ンでいただきますが、しばし待て。あと一ケ月以内にホームページを立ち上げてからボチボチ本性を現しますのでその節はよろしく。お二人には感謝します。ご挨拶まで。今後ともよろしく。
ベートーベンのピアノ協奏曲NO3が流れているのでキーから離れます。