北朝鮮の拉致問題を正しく解決できるのは、日本の政治家にはだれもいない。拉致
は国家犯罪であることくらい十二分に認識しているからこそ、双方とも、それを最大
限に交渉の取引材料にしているのである。北朝鮮は拉致を正しい行いであると思って
いるわけではないし、幻想もない。一国も早く目覚めねばならないのは、国家のマイ
ンドコントロール下にある日本国民である。
拉致帰国者の家族は、北で生まれ、北を祖国として10数年「共和国」の人として
生活してきた人生がある。
ある日突然、父母が、二週間の約束(当時新聞・テレビでしっかりといってました
ね)で、日本という国に帰国したまま、子ども等からすれば「逆拉致」ともいえる状
態にされていることを少しは考えたらどうであろうか。
「テロ国家」として孤立の道をたどっているのはほかでもない日本と米国である。
日本のゆで蛙と軍国蛙である。
イラクでは自衛隊が鎮圧と称してイラク人を殺し、殺されるのも時間問題である。
このイラク占領戦争を足がかりとして、第二次朝鮮戦争が意図されているということ
をまだ理解できないのだろうか。否、日の丸と涙で出兵する兵士の見送りに、あなた
は虫唾がはしらないのだろうか。黄色いハンカチ運動で率先して大活躍するあなたの
ような主婦が、こんにちの軍事国家をつくりあげるのである。
相手がいかなる政治状況、国家の力関係にあろうと、恫喝や威嚇といった暴力外交
のもとでは前進も解決もありはしない。今までの経緯を見ればあきらかであろう。拉
致帰国者も北の家族もモノではない。人間であろう。
共産党だけが反対した(いまや、軟弱であるがこの党のみが最後の良識をもってい
る)改正外為替法という経済制裁で、今後その発動によって、何十万の餓死者が生ま
れるのであろうか。今まで、散々何百万という餓死者の悲惨を訴えてきたメディア及
びこのさざ波に集う北朝鮮制裁賛同者は、この法案になぜ、口をつぐむのか。今でも
苦しい飢餓にさらなる経済制裁がくわわれば、軍部のたくわえはさらに強固になり、
民衆への弾圧は強まり、北の家族の待遇も不安が増すと考えないのか。
第二弾となる特定船舶入港禁止法案も持ち出してきて、更なる恫喝外交を歩もうと
する日本政府であるが、こうした恥ずべき国家の狂いを、私たちは許してはならない。
当事者たちは、追い詰められた状態の中で、かつてのオーム信者のごとく、思考を取
り上げられているかに見えるが、わたしたちこそ、真の解決に向けて何が大事なのか
を見つめることが必要である。国もメディアも戦争へ向けて翼賛体制報道を敷いてい
るが、そろそろこのまやかしを糾弾できる視点をもとうではないか。
オームさん、あなたのような投稿はここさざ波ではなく、「救う会」や右翼系のホー
ムページでこそ相応しい内容です。北朝鮮制裁やバッシングは、すでに過去ここでは
語られ続け、一段落しているのです。120歩譲って、北朝鮮が悪の枢軸であるとし
ても、金政権をたおすために様々な制裁を武力的にやったとしても、真っ先にしわ寄
せを食うのは、やられるのは北の家族と北の民衆ですよ。こんな物理的なことさえも
わからなくさせられ、第三次世界戦争に加わった日本軍のイラク出兵も、「PKO」
の類と勘違いしているまぬけがえるのみなさん、どうぞ、もう、ここから退場してく
ださい。二度と顔を出さないようお願いいたします。
大樹の陰さんではないけれど、こうした投稿は、精神衛生上よろしくなく、朝から
吐き気がいたします。