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「北朝鮮問題」討論欄

寄らば大樹の陰さんへ(そこがおかしい)

2004/3/18 正義味方、50代、会社員

商売に「売れてなんぼ」という格言がある。同じように政治は、「票を集めて」なん ぼの世界である。このまま、共産党が今夏の参議院選で、言われるところの「3~4」 議席に後退したら、完全な負け犬になる。それでも「復元」する兆候があれば希望は 残る。負け犬になるとどうなるか?後は自民党・官僚のやりたい放題。共産党の主張 も「蚊」が刺した程度の影響力しかなくなる。

せめて今の3倍くらいないと、公明党にも侮られっ放しの状況が続く。今度の参議院 選では打開できなくても、次の展望を持ちたいものである。そのためにも、共産党が 有権者の意識を十分忖度し、当たり前の認識を持つことを求め続けたい。貴殿が「選 挙」はどうでもいい、大衆運動が全てと考えているならば話は全く別だが。

その上で、次の一文は問題と考える。

「そもそも拉致問題が共産党の選挙での惨敗の原因だなんて恐ろしく短絡な考えだし、 自己欺瞞に過ぎます」

目線が明らかに違う。選挙の惨敗の結果は、有権者の総意なのである。今後、より有 権者目線で考えないといけない。日本共産党と朝鮮労働党は、マルクス・レーニン主 義前衛党として、社会主義を標榜する友党関関係にあった。日本共産党は、中国で文 化大革命の混乱が起きたとき、科学的社会主義とは縁もゆかりもないとキャンペ-ン を張り、筋を通した。当然のことである。放置すると、共産党の目指す社会はああ言 うものかとの認識が有権者に定着する。

金父子の国際的無法行為が発覚した時は、誰よりも率先して、批判活動を展開しなけ ればならない(当時の宮本議長はやったが、その後はさっぱり)同種と認識されれば、 それで終わりである(有権者から完全に見放される)いわんや、拉致問題については、 相手がマルクス・レーニン主義前衛党「労働党」の名乗っている以上、同類と見られ る日本共産党は他党の3倍くらいの活動(批判と救援)をしないと追いつかない。共 産党はこの問題について「逃げ」と「だんまり」状態を継続したために、有権者から 敬遠された。基本の見方である。

投稿者の中に、過去の日本の植民地時代の連行問題を取り上げ、拉致と相殺するよう な意見に時々お目にかかる。日本が“過去の遺産”を清算することは、重要である。 しかし相殺する関係論にない。

最も大きなポイントは、自称、マルクス・レーニン主義前衛党(労働党)が、起こし た、歴史的事件ということである。進歩と民主、平和、国際連帯を標榜する前衛党が 起こしたのである。社会主義が地に落ちたとはこのことである。おそらく、日本共産 党が最も起きて欲しくなかった事件であろう。現に選挙で惨敗という先例を受けた。

これ等対して、共産党はもっと毅然とすべきなのだ。中国では、依然としてチベット 弾圧が続いている。なのに「北京の5日間」でのうのうとしている。暢気なものであ る。

繰り返すが、同じ冠、マルクス・レーニン主義前衛党(共産党と労働党)は、親戚関 係に見られる。黙っていると、共産党政権下では、北朝鮮のような軍と労働党幹部の 天国で、非能率社会になる思われてしまう。多くの有権者に朝鮮労働党による為政は どう写っているか?
 ・何よりも自由がない。将軍様映像を流し続けるTV
 ・個人崇拝を強制される。
 ・収容所に放り込まれる可能性がある。
 ・物資、米が満足に行きわたらない。
 ・覚醒剤を作って、不法に持ち込む
 ・大量破壊兵器を作り続ける。
 ・破壊活動や、不法侵犯、拉致を行う

おおよそこんなものである。これ等は「オ―ム真理教」との違いを見つけるのが難し い。つまり、有権者は、これに「日本共産党」をかぶせてみて見ているのである。従っ て、共産党の目指すものは、朝鮮労働党の為政とは全く異なることを明確に、わかり やすく言いつつげなければならない。自称、マルクス・レーニン主義前衛党(労働党) の暴挙に対してはひと一倍毅然としなければならない宿命を負っているのである。