今月22日に小泉首相再訪朝とのニュースにはさすがに私も驚いた。が、この訪朝は小泉政権にプラスになるのかマイナスになるのか半々と鎌倉太郎は見ている。北朝鮮対策で後手を踏み続けている共産党にチャンスがきたといえるだろう。
私は共産党に以下の点を提案したい。
(1)拉致被害者8人の具体的なケア
◎今回の訪朝で拉致された(その家族を含む)8人を日本に返す可能性は非常に高い。いきなり小泉首相と帰るより前回の5人のように数ヶ月後に返す(もっとも今回は一時帰国扱いにはならないだろうが)パターンになると私は推測している。
この8人の日本帰国後の具体的なケアのプラン(生活・雇用)の提案を与党に先駆けてしてほしい。そうしないと「やはり共産党は独裁国家北朝鮮と通じている」と誤解されるだろう。
北朝鮮問題を無視し続ける事は出来ないと共産党執行部は痛感しているはずである。イラクに対する情熱を北朝鮮にも向けてほしいものだ。
(2)ジェンキンスさんの処遇
◎ジェンキンスさんは脱走兵として仮に日本に来たとしてもアメリカ政府に身柄を拘束される可能性が強い。
共産党はアメリカ政府に「ジェンキンスさんは拉致により十分脱走の罪は償っているので特例で拘束はしないでほしい」と提案すべきだ。もしこのあと与党が同じはたらきかけでジェンキンスさんが拘束されず曽我ひとみさんと日本で暮らせれば共産党の株は上がるし、仮に拘束される残念な事態になっても世間からは間違いなく評価されるだろう。
(3)もし日朝会談が決裂したら・・・
◎今回は交渉自体が決裂する可能性も結構あると鎌倉太郎は見ている。もしそうなれば参院選は風雲急をつげる。共産党など野党全ては参院選にあたって北朝鮮拉致対策についてコメントを必ず求められるだろう。今までのように「及び腰」な対応ではもはや通らない。決裂して一番問題になるのは「船舶」などの「経済制 裁発動するか否か」になる。共産党は従来どおり「制裁反対」を唱えるのか「賛成(止む無く)」に転じるのかスタンスをはっきりすることだ。もし従来どおり「反対」なら拉致問題打開策を国民に「提示」する義務も出てくるだろう。(4)党に対する懸念・・・
◎ここまで3点ほど思うことを記してきたが驚いたこと、いや嘆かわしい事に15・16日付けの赤旗HPには小泉再訪朝についてなにも報じられていない。あかはた本紙には記されていると信じているがまたもや「無視して嵐が過ぎ去るのを待つ」つもりなのだろうか?何度でも繰り返すが共産党は「弱者に優しい党」をカンバンにしているのではなかったのか?もっと本気で取り組めと言いたい。
まだバタバタして時間がなかなか作れないたためまとまりの無い文章かもしれませんが思うところを書きました。皆さまの意見も(特に党員の方の)聞きたいものです。
※5/14付 寄らば大樹の陰様へ
「南京問題」に対する投稿を拝見しましたが私なりに思うところ がありましたので一言二言。
まず、30代後半くらいの方の「南京大虐殺否定」のコメントですがこれは「勉強会」などで教え込まれたものではないと思います。今回の文章を見る限りこの30代の方は小林よしのり著の「戦争論」の影響を受けての発言だと思います。
寄らば大樹の陰さんがご存知がどうかはわかりませんが10代から30代の多くはこの30代後半の意見を支持するのではないかと考えられます。「戦争論」(1から3まである)は若い世代にかなり浸透しており今回のように「パネル展」を開いても若い世代から「門前払いされる」ことでしょう。
この状態(ここでは右傾化というのでしょうか?)を打開するには「南京には30万人以上いたこと」など左翼サイドから「説得力のある反証」を提示しないとこの傾向は加速するでしょう。
実をいうと私も後学のために戦争論1と2を読みました。
結論をいうと私もこの本を読んで「南京大虐殺は高い確率で無い」と思ったことを付記します。ただ「特攻隊」の章はいわゆる「美化」されているきらいがあって支持できませんでしたが・・・
恐らく読んでいないでしょうから寄らば大樹の陰さまも「戦争論」を一読されることを鎌倉太郎は強く勧めます。(長壁さんなどにも一読を勧めたいですね)