皆さま、こんにちは。
今回の小泉総理の再訪朝、会談に関連して北朝鮮(朝鮮)の報道と日本 での代表的な全国紙の社説を参考までに紹介します。
なお、総連が配信する北朝鮮の「労働新聞」にまず当たりましたが、今 日現在(5月23日)、まだ掲載されていないようです。
そのため、「朝鮮通信」(朝鮮語版)の次の記事「<速報> 金正日総秘書と小泉純一郎総理との間で進め られた再会と会談に関する報道(5月22日)」を翻訳サイトを活用しつつ個人的に翻訳したものを紹介します。翻訳能力不足のため間違いなどもある かと思いますが、参考までに。
*朝鮮・韓国語サイトを閲覧するにはハングルフォントが必要です。
<金正日総秘書と小泉純一郎総理との間で進められた再会と会談に関する報道>
(平壌 5月22日発 朝鮮中央通信)朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員長であり偉大な領導者金正日同志様は22日《朝日平壌宣言》の履行と二国間の信頼関係回復のために訪問した日本国小泉純一郎総理に会って会談をなさった。
ここには、我が方で外務省 カンソクジュ第1次官、先方では内閣官房副長官 ヤマザキマサアキ、内閣総理大臣秘書官 ベッショコロ、外務省審 議官 タナカヒトシ、外務省アジア大洋州局長 ヤブナカミトジと、その外の随員たちが一緒に参加した。
再会と会談では去る2002年9月に採択された《朝日平壌宣言》を再確認し、その履行と関連する問題を討議して全般的な国際問題などと双務関係改善で生じる一連の問題に対して意見を取り交わした。
金正日同志様は、朝日関係改善で提起される原則的な問題に対して闡明(*)されました。
金正日同志様は、地理的に近く歴史的にも関係が深かった両国が前後半世紀が過ぎるに非正常的な状態にあることは、ある面で見ても百害あって一理なしの事だと申されながら朝日両国がお互いに仲よく過ごして共存、共栄して行くことが双方の利益にもかなってアジアと世界の平和と安定にも 有益だと強調されました。
金正日同志様は、非正常的な朝日関係を正常化することは、今日、私たち政治家に委ねられた歴史的な使命で重要なことだ、両国人民の念願と利益のためにお互いに大局立場で決心して、粘り強くおこなえば解決できない問題はないと話されました。
金正日同志様は、共和国政府はこれからも《朝日平壌宣言》の履行のために積極努力すると、おっしゃりながら朝日関係改善の進展可否は日本の同盟国がどのような態度と立場を取るのかに多くが懸っていると、おっしゃった。
小泉総理は、今まで共和国との関係でよくないことがあったことに対して遺憾を表しながら《日朝平壌宣言》を重視して、それを誠実に履行する過 程を通じて敵対関係を協助関係に築いて、両国の関係を正常化して行く意志を表明した。
彼は、今後日本は反共和国《制裁法》発動を中止して、在日朝鮮人たちを差別しないで友好的に対処することだということに対してまた、両国間の 信頼関係回復のために、共和国に対する人道主義支援を直ちに再開し、米25万tと1千万US$分の医薬品を提供することに対して確言した。
再会と会談は、真剣で虚心坦懐な雰囲気のなかで進められた。
朝日両国首脳の今回の再会と会談は、両国間の信頼を回復して関係を改善しながらアジアと世界の平和と安定をはかることに重要な意義を持つ歴史的な事となる。(終り)
*インフォ国語辞典
「せんめい」【▼闡明】
「不明瞭であったことを、はっきりさせること。」
それでは失礼いたします。
金 国雄(キム・ググン) 拝