小泉首相の突然の北朝鮮訪問に対し、まず浮かんだのが「今回の再訪朝を年金未納隠しと参議院選挙対策に利用しようとする姑息な行為」とういう思いだった。この様な見方は、北朝鮮問題でテレビに出まくっている有識者からもあり、拉致被害者家族の願いを、自らの政治延命に利用する許しがたい行為だ。
一方、どたばたで決まったこの再訪朝で充分な「成果」があげられなければ墓穴を掘ることにも成りかねない危険性もあった。世論もうっすらと小泉の魂胆が見えたので、成果のハードルはどんどんと高くなっていったのは当然だ。
これに対して、党の評価は、小泉の魂胆や、唐突に発表された訪朝への問題指摘もなく、交渉の機会をつくることが大事、国交の正常化を図って拉致問題を含むその他の課題を包括的に解決するべきだとの従来の主張を述べたにとどまった。多くの国民が小泉の年金隠しと参議院選挙を睨んだパフォーマンスだと見ているにも関わらず、なんら批判的なコメントもない「ノーテンキナ」談話ではないか。少しでも、有権者が危惧する視点も含めてコメントしてもらいたいと思ったのは私だけだろうか。
5月18日では不破議長が北朝鮮問題でいろいろお話をされていますよね。
訪朝の結果は皆さんご承知のように、小泉の策略は思い通りには運ばなかったようです。
23日付けの市田書記局長の談話も、拉致被害者家族には何も言っていないように聞こえているのではないかと思います。
朝日、読売、産経を詠んでみなしたが、赤旗報道が一番客観報道で、これまでの拉致問題との関わりが希薄だった反映なのでしょう。
北朝鮮国内では拉致も問題は報道されず、「成果」は小泉よりも金正日にあったような今回の「再訪朝」。
参議院選挙で党が攻勢的に戦えるチャンスであったものを、見ぬけない不甲斐なさ。あー
「宮顕」ならどんな判断をしただろうかと思いました。
北への遠慮、朝鮮総連への遠慮があるんでしょうかね。