10人の拉致被害者家族、その他の失踪者家族の怒り。自分たちの家族の拉致被害者の問題は一歩も進展していないではないかという事に答える責任は、小泉首相にある。
これに答え、行動し、成果を生まなければ、再訪朝の意義は、無に帰する。
改めて、官邸にメールを送りました。
以下、送付したメール。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
成果を確定するために即行動せよ
日朝の敵対関係の終了と、友好関係の再開に向けた交渉の枠組みを設定した小泉首相の再訪朝の努力を評価する。
しかし、拉致問題解決にたいする会談の意義は、道半ばである。
拉致問題の解決は、すでに北朝鮮が行った努力で終了したという金正日の立場を撤回させ、白紙で、10人死亡、その他の拉致疑惑がある失踪者に対して、調査をしなおすとする確約を引き出した意義は大きい。
これは、第2段階というべき、10人の拉致被害者を取り戻す重要な手がかりである。しかし、実際の調査を早急に実現しなければ、これは政治上の成果にはならない。
10人の家族、その他の失踪者家族の「これでは先回の訪朝から、結果としては、一歩も進んでいない」という怒りに答えるためにも、即、調査再開を、日朝国交回復交渉の再開第1の課題として、実現すべきだ。
すでに、提出してある150の疑問点をめぐる日本側調査団の受け入れ実現を要求する事で、即行動してほしい。手がかりを成果に転嫁する責任は、小泉首相。貴方の責任である。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
それにしても、政治のねじれ現象は、深まるばかりだ。私の判断として、小泉外交の中で、民衆にとって、唯一意味ある行動として評価できるのは、拉致被害者救出、日朝国交回復交渉。それ以外では、日米連合路線反対として、私は倒閣を叫んでいる。
今小泉の拉致被害者救出、日朝交渉再開を攻撃する人たちは、その他の日本のあり方に対する小泉路線を受け入れながら、この一点で、倒閣を叫ぶのだろうか。
鎌倉さん。共産党は、人道を重んじた友好関係を北朝鮮との間で作り出すという行動原理を持ち、積極的に主張し、行動すべきだと思う。そして六者協議とピョンヤン宣言の枠組みを民衆の利益に転化できる政党であることを行動により、実証することが必要だ。