皆さま、こんばんわ。
私が見る限り身近でも、日本の方による北朝鮮「体制打倒」論(それが 平和的であれ)が散見できる状況があり、それがいかに海外僑胞・同胞を 含む韓国・朝鮮人の人びとの権利と責任において世界の人々の理解と連帯 のもとになされるかという視点と理解の欠如が私の目には映る昨今です。
今日、これほどまでに見受けられる「圧力」という文字。
今日、日本でこれほどまでに高揚するナショナリズム。たしかに、健全 なナショナリズムには、一定の理解も許されるものでしょう。いまなお世 界が国民国家の枠組みの中にあるゆえ、その歴史的な制約も勿論あるので しょう。
しかし「圧力」とは、「体制打倒」とは、この日本における北朝鮮問題 を考える上でどのような意味をもっているのか、そのことを冷静に考える べきではないかと強く思う日々です。
当然、批判すべきことに対し批判を行うことは、大切であり目をつむる ことであってはならないと考えます。しかし、あいまいに「圧力」と連呼 することが何処へ行き着くのか、左右翼の定義があいまいになりつつ中で 考えるところです。
最近では諸事情から「しんぶん赤旗」紙(ペーパー版)に目を通すこと ができなくなりましたが、そのような考えの中でHP版で次の記事に目が とまりました。
「平壌宣言に沿って解決」
参院拉致特委で緒方議員が質問
日朝問題で外相強調
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-06-16/02_02.html
それでは失礼致します。
金 国雄 拝