以上の認識に立つ私は、日本政府は次の3段階で経済制裁を断固実施すべきと思います。
(1)北朝鮮への政府からの人道支援物資が、軍ではなく人々にゆきわたることの、非政府組織も含む厳しい監視。
(2)北朝鮮系金融機関へ日本人の血税は一切投入しない、北朝鮮系船舶への厳しい臨検および国際機関と連携した非合法薬物の徹底した取締。
これにより北朝鮮経済を日本人が支える構造がかなりゆらぎます。特に、万景峰号臨検後、覚せい剤の末端価格が3倍になり、各地の乱用者は減少傾向にあると報じられています。
(3)上記にて、北朝鮮当局が核兵器開発放棄や韓国人日本人拉致問題で進展しないならば、本格的経済制裁を米国を含む諸外国と歩調を合わせて行なうこと。
久しぶりにさざ波通信を呼んでいますと、8月18日とんびさんの上記のような投稿がありました。わたしはこのような世論が大きくなり政府がこれを実行すれば宣戦布告そのもになると戦慄を覚えます。この経済制裁の理由それぞれに私は反対であるがいまはそれを書きません。
今日の経済はどの国であろうとも自給自足を余儀なくさせられると国民は餓死するしかない時代です。餓死までにはたちまち原始時代の生活が待ち受けるのです。
もし仮にこの日本が世界経済から切断されると電気は消え、自動車は止まったままになり、食べ物はお膳の上から消え、着る物はぼろぼろになり、たちまち人々は飢え死にしていくでしょう。
北朝鮮は今でさえ半ばそのような状況に追い詰められ、そのために極度の苦しみを国民がなめているのです。その上にさらに完全な経済封鎖を日韓米で実施すればということは時間をかけた民族の抹殺を確実に行うという恐るべきことなのです。
このような要求を正否に求めるということは朝鮮人民民主主義国に対する宣戦布告を求めるのと同じ意義をもつのです。
とんびさんとやら、あなたはこのような結果を意識して投稿されたのであればあなたを右翼と呼ぶ意外になく、意識していないとしても客観的には戦争推進者の側に立っているのです。
私は久しぶりに来たさざ波通信がこのような戦争宣伝に利用されていることに失望します。この反戦、平和のために立ち上げられていると思ってきたさざ波通信にまで反動の津波がかぶさろうとしてきていることに、二度も戦争時代を体験しなければならない悲しみが心を虚しくさせます。