投稿する トップページ ヘルプ

「北朝鮮問題」討論欄

街に明るさ、女性訪朝団の見たピョンヤン

2004/09/24 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 8月末から9月6日まで、日本の市民運動のグループ「女性のピースライン訪 朝団」52人が12日間と言う長い間、新潟からの「万景峰号」で北朝鮮を訪問した。 「万景峰号」の船旅は約30時間、思いの他かからない、船内では祖国を訪問する在 日朝鮮人との夕食、歌や踊りの交歓、やはり船旅はよさそうだ。
 ピョンヤンの街は以前来た時より、街も人の表情も明るくなっていたという。
 訪問した衣料品工場では、一部に電力不足で動かないミシンもあったというが、中 国や東欧に輸出するカラフルなTシャツが陳列され、働く女性が「仕事は楽しい」と 笑顔で話したそうだ。
 今回の訪朝では人数も多く、バスでの移動が中心で街を自由に歩く機会はなかった というが、売店でアイスクリームを食べる女性の姿は、ソウルで見る韓国の女性たち と殆ど変わりがない。
 訪問の一番大きなテーマである「日朝女性連帯集会」では「朝鮮半島の平和的統一」 「日朝国交正常化」が決議採択され、現地のメディアも大きく報道したという。
さて今、韓国は「韓流ブーム」で沸いている。
 インチョン(仁川)国際空港は「冬ソナ」や、マツタケ狩りの日本人観光客と中国 人観光客でごった返している。
 「冬ソナ」のチュンチョン(春川)はヨン様やチェ・ジウ目当てか、1日平均20 0人の日本人観光客が押しかけているらしい。
 しかし、いつも韓国で驚かされるのは、バブルなど「どこ吹く風か」的に続く建設 ラッシュと、カラフルな街の風景だ、ソウルでも地方都市でもこれは同じだ。
確かに韓国でも貧富の差は厳しいものがある、おそらく北朝鮮でも貧しさはより深刻 かも知れない。
 「冬ソナ」は韓国の豊かで、清潔な面しか映してはいない。
 しかし私たちは、この国のマスメディアが一方的に垂れ流す暗く、また何かヨン様 的に偏りすぎた「朝鮮半島の今」を、もう一度見直してみる必要があるのではなかろ うか?
 それには韓国でも北朝鮮でも実際に行って、現場を見て感じることだ、朝鮮半島は 私たちにとって、何より一番身近な国、傍目では同じ様な顔と体形をした人々が住む、 親しみやすい国なのだからー。 (一部共同通信記事引用)