さつきさん、はじめまして。「虹の彼方」と申します。気になることがありましたので、差し出がましいと思いますがよこレスさせてください。
私は、愛宕山さんが「要するに、過去の日本帝国主義による植民地支配、強制連行、慰安婦、その他の蛮行の事実と、現在の北朝鮮による拉致問題とは別問題だという認識が必要なのではないでしょうか。」と書かれることがどうしても理解できないのです。何か、非常にあっさりと割り切った考えに、どうしても違和感を覚えてしまいます。
と、さつきさんは上記のように言われていますが、実は私も愛宕山さんとほぼ同じ立場にあります。しかし私の場合は「何か、非常にあっさりと割り切った考え」からそうなったのではありません。私も数年前にはさつきさんとほぼ同じような思いでいましたが、現在は違います。
ここでの投稿を拝見し、さっそく「組織論・運動論」の場のさつきさんと樹々の緑さんとの論議に大急ぎで目を通しました(あまり長文なので十分考察はしていませんm(__)m)。
今回は私の考えについて詳しい説明は差し控えますが、樹々の緑さんとの論議の解決になればと思い発言をします。
さつきさんの発言から感じたことは、こんな表現がいいのかどうか分かりませんが「地に足がついてない空中戦」のように思えます。と申しますのは、「2004/09/30 愛宕山さん、教えて下さい」の中の
北朝鮮という国が現在のようなひどくゆがんだ国になった経緯には、まぎれもなく、日本の過去の侵略と、その後の米国と一体化した敵対政策が強く影響したと思います。そのゆがみは、本来敵対関係にない筈の第三国にも害悪を及ぼすほどに達しています(ラングーン事件やレバノン人の拉致など)。日本人の拉致事件はそうした「ゆがみ」の結果としておこったのではないでしょうか。
と言われていますが、『日本人の拉致事件はそうした「ゆがみ」の結果としておこった』と思われるのならば、さつきさんはそのことについて具体的に説明しなくてはならないのではないでしょうか。
例えば、過去の侵略や日米の敵対政策がどういう経過で北朝鮮をして拉致事件に至らしめたのか? そして、それを説明するためには、過去の侵略や日米の敵対政策と拉致事件の関連性を具体例をもって展開しなければならないと思いますが、どうでしょうか。そうしなければやはり「空中戦」言われてしまいます。
そうでないと、さつきさんの思いだけで拉致被害者をはじめとした多くの日本人を納得させることはできないでしょう。
今後の樹々の緑さんとの真剣な論議を期待しております。なお「丹波マンガン記念館」について書かれたノンフィクションがありました。まだ読まれていなければぜひご参考に。下記にその書評などを掲載したホームページを挙げておきます。横レス、失礼しました。
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『マンガンぱらだいす』
著者 田中 宇
1995年9月 風媒社(ふうばいしゃ)出版
「マンガンぱらだいす」の書評など
http://tanakanews.com/i11.htm
『マンガンぱらだいす』原文(一部分だけ)
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/8536/mangan.html