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「北朝鮮問題」討論欄

主体的な主張が殆どないのは当然でしょう  有島実篤様へ

2004/10/21 茶爺 40代 最近は主夫かも

有島実篤様。はじめまして
ご質問の
『北朝鮮への、日本の犠牲になった朝鮮人への謝罪と償いは、いつ、どのようにすれば良いのか、』
のお尋ねについては 今後の投稿で述べていきことと思います。
それは、有島実篤様の文面から、たぶん、私の考えをここでストレートに発言しても、なかなか有島実篤様には ご理解頂けない(理解したくない)のではないかと拝察致しました。
また 有島実篤様の主張の”日本人・日本国民としての、主体的な主張が殆どないことである。”という文中の主体的という言葉が 大変気になりました、
「主体性が なぜ無いのか」「なぜ 主体性が必要なのか」ということをキーワードに 議論を展開し 私の基本的考えを最終的に述べたいと思います、 主体性が無いのは
  「謝罪。補償論」の構造的要因に原因があると思っています。

「謝罪と償い」は すべて「お家の事情」から発生している。
つまり 「北朝鮮」・「韓国」・「在日朝鮮および韓国人」・「日本国内平和団体と左翼」。の「お家の事情」ということです。
有島実篤様「謝罪と償い」が必要なのはなぜですか、
「日本が、植民地支配をして 多大な迷惑をかけたから」とおっしゃるでしょう、
確かに、「植民地支配で他のいかなる国家よりも大きな犠牲を強いられた」と韓国側は述べています。
よく日本側が 「併合時代は、悪いことも、良いこともした、」というと「妄言」と韓国側から反発の声が挙がる。
「植民地支配は暗黒でなければ 困る」これが 韓国のお家の事情だからと考えます。それは、韓国建国時 日本の影響を国民から払拭する必要があったから。
北朝鮮では その必要性はもっと高くなる。現在の北朝鮮国民の生活より 植民地時代は悲惨でなければ困る。
在日は 「なぜ我々は日本にいるのか」の説明の為に 強制連行されるような時代でなければ説明がつかない。これも在日社会のお家の事情の必要な理由。

次に「日本国内平和団体と左翼」です。
日本は、敗戦ににようって 朝鮮半島統治を終わらせたわけです。日本が自主的に止めたわけでも、朝鮮半島側が独立運動を成功させ勝ち取った訳でもありません。
連合国占領軍によって いわば「天から降ってきた」わけです。
有島実篤様は 世代的に実際にお聴きなったのかもしれませんがいわゆる「真相箱」というラジオ番組です
米国側から見た日本近代史が語られ、つまるところ 「日本国民ではなく日本軍が悪い」という定説ができあがってしまします。
連合国の都合の悪いことはすべて封じられた中で。「日本国内平和団体と左翼」は そのお先棒を担ぐことになります。「天から降ってわいた平和と戦争責任」をただひたすら念仏のように唱え続けたわけです。
そして 冷戦が終わりを告げたころから 「日本国内平和団体と左翼」は この念仏戦争責任を韓国、北朝鮮と輸出入することにより弱体化していた自らの延命をはかったのです。これは 混乱を発生させたあげく、 事態を複雑かする結果となった。

私は、韓国や北朝鮮が何を言おうと それはそれぞれのお家の事情ですから 御勝手にどうぞ。という立場です。
しかし お家の事情での「謝罪と償い」に日本が従うひつようはありません。お家の事情を抜きにした実像でなくてはなりません。北朝鮮は もちろん「親日法」の韓国もお家の事情が見え見えです。有島実篤様
日本国内もお家の事情を払拭しなければなりません。
「謝罪と償いは即時無条件」などと無批判に言ってのける有島実篤様もお家の事情に縛られているとしか思えませんね。そこには 真の自主性なんて感じられません。
依然として天から降ってきた「戦争責任」でしかないんじゃないですか。それは有島実篤様の責任ではなく 戦後日本人は進んで戦争責任なぞに向き合ってこなかったということです。
もう一度 明治の始めから 現代の価値観を押しつけることなく冷静に8月15日までの日本を検証することをすべきだと思います。