KM生さんへ
1、拉致被害者・家族の立場に立って、同情し、慰め励まし、支援することに反対で
はありません。
しかし、家族と一緒になって、感情的で、冷静さを失い、取り乱した言動を取るこ
とは異常だといっているのです。しかも、1億総ぐるみで。
2、「過去に強制連行したから拉致されても仕方がない」とは誰も言っていないでしょ
う。「シベリア・・・」も、杜撰で乱暴な論理です。
共産党を離党した経緯は分かりませんが、あなたの過去を辱めないためにも、このサ
イトで吠えまくっている右翼と混同されないためにも、もう少し丁寧な発言をお願い
します。
3、「金正日一派を北朝鮮国家の代表と認める」ことがあやまりだと言う論理も、感
情が先走った、無理な主張です。
KM生さん、スパルタクスさんへ
1、私は、「補償」と、経済協力、人道支援とは別物だと思っています。
経済協力は、国家間の「取引」ですから、国や企業の思惑が影響することは、ある程
やむを得ないかと思います。
人道支援は、北朝鮮の「国民」を支援するものですから、直接国民に渡るような支
援方法を検討する、どういう支援をするかは支援する側の決めることです。
これに対して「補償」は、(金政権ではなく)「朝鮮人民」に対する日本人の責務
だと考えています。その重さは、当時の為政者や軍部と同じではありませんが、現在
の日本国(大日本帝国ではなく)が、59年もの間「補償」を怠ってきたことに対す
る、国民としての責任は免れないとおもいます。
「補償」、経済協力、人道支援を、意図的かどうか分かりませんが、ごっちゃに論
議しているところに、「北朝鮮論議」の問題点があると思います。
2、「こんな政権を・・・終わらせること」が北朝鮮人民への真の支援贖罪だ、「もは
やあの体制は倒すしかない」と言う両人の主張に概ね同感です。
同時に「金正日一派を打倒追放する主体は北朝鮮人民でなければならない」と言う
意見にも全く賛成です。
あせって、アメリカや日本のファシストのように、外圧だけで金を倒そうとするこ
とが、逆に金の体制を強化する心配があります。また、金の最後のあがきで多くの犠
牲を出す心配もあります。北朝鮮人民がもう少し政治能力を身につけるためにも、一
定の時間と段階が必要です。
在日朝鮮人との友好親善を強化し、北朝鮮の民主化の担い手となってもらうこと、
国交を回復し、両国民の往来を盛んにすること、これをテコに南北朝鮮の往来に道を
開き、南北統一の環境を作るくことなど、可能な段取りはいくつかあります。
アメリカが他国の政府を転覆するような卑劣な手段ではなく、正義にかなった公明
な手段を行使すべきだと思います。
そうすれば、意外に早く、歴史は進むと思います。