ここ一週間のテレビを見ていると、イラク、ファルージャのニュースがまった
くなくなって一体そんなことがあったのかといわんばかりに消えてしまったのです。
その代わりに北朝鮮で拉致された女性がすでに死んでいたという北朝鮮政府の発表や
経済封鎖、防衛庁のミサイル法案などが主題になりアジアはきなくさくなりました。
新聞やテレビは朝鮮戦争をあおるキャンペーンを次第に強めています。実に厭な時代
に入っていく予感がします。
ブッシュが再選され、戦争はさらにアラブにおいては拡大されるだろうが、そこで
の日本の自衛隊は補完的な役割をしても前面に出られない、その分の巻き返しをアジ
アことに朝鮮戦争を突破口に主導権を握って突破しようとしているのではないか。も
しそういう事態がくればもう帝国主義による世界植民地の再分割戦争となり一気に世
界戦争になってしまうと思うのです。日米関係を従属の面だけで見るのは誤っている。
この関係も非常に鋭い対立を何時もはらんでおり、面従腹背を歴代日本政府はとって
来たに過ぎないのではないか。またアメリカ帝国主義の世界支配にフランスや、ロシ
ア、ドイツなどと西ヨーロッパの国々があからさまな抵抗を示したのが今度のイラク
戦争で露呈したのではないか。それらは世界が三極に別れるかどのような組み合わせ
になってブロック化するのかぼくには不明ですが、いずれにせよ恐ろしい時代に入っ
ていくことは避けられないような気がします。絵描きのぼくが論証する術を持たない
が、絵描きだから持っている直感を投稿しました。その予感が戦慄を覚えさせるので
す。