三年程前に姜哲煥ともう一人の方が書いた多分「北朝鮮脱出」という題名の本を読んだことを思い出しました。たしか、北朝鮮の収容所から脱出した後脱北した体験記だったと思いますが、胸が詰まる思いで読んだ覚えがあります。
今も同じ状況が北朝鮮で続いているかと思えば、日本人の拉致事件よりももっと多くの朝鮮の人々が苦しめられていることに思いをはせ心が痛みます。ぼくは思うのですが朝鮮人だって、イラク人だって日本人だって同じ人間でありながら日本人がたとえばイラクで首を切られたことには大騒ぎをし、イラク人がファルージャで皆殺しに米兵にあわされようともあまり問題にしない。日本人拉致被害者が今も北朝鮮でどうなっているかわからないが韓国人で拉致された人々や北朝鮮の人々が官憲に睨まれたために闇から闇に殺されたりしていることには無関心であることがよくわからないのです。
だが十数年前までは韓国もゼン トカンやボク セイキの恐るべき独裁制のもとで物も言えなかったのでした。しかしボク セイキの妻は在日朝鮮人にテロされた後、ボクそのものが側近に射殺され、以来ゼン トカンへと続く独裁政権は学生や労働者、市民の民主化の命がけの戦いがあって倒されてしまいました。僕は北朝鮮の独裁政権もかならず、南北朝鮮人民が打倒されると信じるのです。
独裁はナゼあるのかということを逆から考えればわかります。民衆を恐れるから独裁が必要なのです。つまり独裁政治が強まれば強まるほどに民衆の抵抗が強まることの証であると考えればいいと思います。
そして他人の頭の蝿を追うよりも自分の頭の蝿を追えと韓国人は言います。この日本という国が戦時下に向かってさまざまな法律を成立させ、天皇制国家に、あるいはファシズム国家に急速になっていっています。もしも今ある弾圧法を全部使うならば私たちにはどんな自由もないことがわかるでしょう。そして改憲が目の先に来ています。そのようなことをあなたの投稿から自然に考えてしまいました。支離滅裂ですがご容赦のほどをお願いします。