私の投稿に対し、寄らば大樹の陰さんから、「もう少し現実を見よ」「小泉や救う会などの言いなりになっている」「客観的にものが考えられない」「目を覚ませ」「戦争はしてはならないし、食料援助もしなければならない…この事が抜け落ちている」「人間として発想せよ」等々の反論をたくさんいただいた。余りにも的外れであきれ返っている。大半はそっくりお返ししたい。
全くかみ合わないので、これ以上論議を継続するつもりはない。私の方から論理立てで展開しているが、寄らば大樹の陰さんからは、感情的あるいは、感覚的な答えしか返ってこない。事業(ビジネス)の世界は、一つ一つ論理を積み上げていかないと途中で瓦解してしまう。寄らば大樹の陰さんは、どういう世界におられるのか良くわからないし、論理の展開構造は私の理解の範囲を超えている。従ってかみ合うはずがないが、少し整理しておきたい。
寄らば大樹の陰さんの主張を裏返すと次のようになる。残念ながらそうしか受け取れない。
・金独裁政権の人権抑圧政治には眼をつむる(不問にする)
・北朝鮮の国際的無法行為も不問にする。
・北朝鮮人民の窮乏化の真の原因は問わない。
・窮乏化の真の原因は棚上げして、食料援助はする。
・拉致被害者の運動は間違っている。到底支持できない。
・悪いのは何でも日本とアメリカ、そしてマスコミ。
私の主張は真反対。
・最大の癌である北朝鮮の国際的無法行為の清算を要求する。
・拉致問題はその氷山一角。拉致問題の解決なくして、国際的無法行為の解決はない。
・食料援助は必要だが、特権階級に横取りされない制度的保証が必要
・中長期的には、根本原因を取り除く、つまり「崩壊した農業と国土」の再建を果たす以外ない。隣国の日本の援助はそこがタ-ゲットになる。
・世紀の人権抑圧政治から生死を賭けて脱する人達を支援する。
・日朝間の自立的友好関係の樹立を望む。それには、過去を正しく清算すること。情報公開のベ-スの上、制限なき人的往来・交流が不可欠。
・そのような受け皿に足りうる北朝鮮の政権誕生が全てのカギを握る。