どうも、あなたと話を噛み合わせるのに難渋しますね。私の方も、あなたがおっ しゃりたいことを「取り違えて」いたりするんでしょうね。
金正日はマルクスレーニン主義をちゃんと勉強してない!ってことでしょうか。ちゃ んと勉強しないと維持できない政治体制っていうのは難しいですね。ちょっとずれま すが、計画経済の問題は無いのでしょうか?
多分、12/10付のあなたの投稿への返答にあったことについてだと思うんですが、 ご指摘の箇所のちょっと後に、次のように言っていると思います。
また、そもそも、北朝鮮について言えば、本当にNさんがおっしゃるように「『共産 主義』という崇高な理念から出発した」と言えるかどうか自体、私には自信がありま せん。旧ソ連と金日成との関係は、すでに明らかになっているようですが……(例え ば、萩原遼『朝鮮戦争 金日成とマッカーサーの陰謀』など)。
要するに、その前段部分は、仮に北朝鮮が「『共産主義』という崇高な理念から出
発した」と言えるとしても、ということで、これはむしろあなたの見解なの
ですよ。私は、その前提自体に保留しているのです。
なお、「計画経済の問題」については、この投稿と同じ日に、一般投稿欄に書いた
あなたへの返答をご覧下さい。
共産主義を唱えようが資本主義を唱えようが、結局支配者の資質が大事ってことに聞 こえますが・・。
違うんですよ。あくまでシステム的には「民主集中制」が問題だと言っているので す。それは、前の投稿を虚心に読んでいただければ分ると思うのですが……。「資質 のない」支配者が出たとしても、歴史的現実としての「民主集中制」のおかしな機能 が果たされていなかったとすれば、すぐに「首をすげ替えられる」はずなんです。資 質は大事ですが、「変な奴が権力を握った時に、すぐに『変な奴はやめろ』と言うこ とがはっきり物申せて、しかも実際に首になる」という制度的な保障が決定的だと言っ ているのです。
面白いのは、最近の『情報公開』や『説明責任』ということのほうが良い社会を作る 場合には効果的な方法に見えることです。どうでしょう。社会主義を標榜してきた国 はことごとく情報が公開されていないという点が問題のように見えます。
まさにその通りだと確信しています。言葉が足りなかったかも知れませんが、現代
憲法学では、「表現の自由」の中には、「知る権利」「政治情報の公開」を含めて考
えるのが一般的です。
私の12/11付返信投稿でも、「この政治過程に、本当に人民の利益を反映させるた
めには、政治情報の公開(知る権利の充実)」が決定的意義を持つと、明示している
はずですが……。これがまさに、あなたがおっしゃる「情報公開=ディスクロージャー
」や「説明責任=アカウンタビリティー」になるのでしょう。
表題のようにすでに解決済みかどうかは、あなたが、このサイトのここ5か月くら
いの議論をどれだけ参照するかにかかっていると思います。
ただ、自分の経験から、それが大変だとも思っています。後は、私の「それも『こ
の場』では相当議論されているという認識ですがねー」という発言を、あなたご自身
がどれだけ信用するかということになるでしょうね。