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「北朝鮮問題」討論欄

「ひのもと政策」(日本型「太陽政策)を提唱する(2)

2004/12/21 南雲和夫 30代 大学講師

 本稿では、こうした現状を打開するための一つの試みとして、日本型「太陽政策」-「ひのもと政策」の提案を行いたい。これは、勿論一種の「たたき台」であるため、多くの民主的な活動家、市民、知識人・文化人の積極的な討論・議論が望ましいことは言うまでもない。忌憚のないご意見・ご提案をいただければ幸いである。

2. 日本と朝鮮半島の間に存在する「戦後処理」について
① いわゆる従軍慰安婦問題、強制連行労働者の問題、文化財の問題
・ これらの問題については、引き続き日本国内にある関係官庁の資料、及び情報公開を実施させ、それに基づいていわゆる個人への補償、および未払い賃金の支払い、そのほか遺骨の返還、などといった処置を行う必要がある。
・ なお、北朝鮮から持ち出され、破壊されたといわれている文化財については、引き続き関係各団体と連絡を取り、真相解明と原状回復、または補償を行う。

② 第二次世界大戦中の国家賠償について
・ 基本的には、「日朝ピョンヤン宣言」の精神をもとに解決していく方向で対応する。ただし、後述するような形で社会資本の整備については円借款の形態よりも、無償援助協力の形態で行う。(続く)