北朝鮮問題は、今日渡された遺骨の鑑定結果が出て、めぐみさんのものでは無いことがはっきりしました。TVのインタビューでは共産党と社民党がやはり話し合いで解決すべきだと言っておられました。それが原則的に正しいのだと頭では理解したとしても、何か納得が出来ない気持ちを多くの人は持ったのではないでしょうか。
納得できない理由の一つは、共産党も社民党も『話し合いで解決を』とは言っても、話し合うべき中味を何も述べていないことではないでしょうか。中味が無いから言えないのか、言うとさしさわりがあるから言えないのか・・・・。わかりません。
もう一つは、両党とも今では北朝鮮を批判しているとしても、ある時期には友党として仲が良かった時期もあったわけだし、志を同じくしていた時期もあったはずです・・・・と私は中学校の頃の先生の顔を思い浮かべながら考えておりますが・・・。なら、何で自分達が進んで北朝鮮との交渉をやろうとしないのでしょうか・・・これも不審を買っている理由の一つではないでしょうか。何も、いつ国会で追及したかどうかを問題にしているわけじゃないと思いますよ。『国会で追求した?なるほどあんたは偉い!・・・で、他には何したの?』というのが国民感情だろうと思います。
『拉致がここまであからさまになっちゃったんだから、思いっきり頭を下げて拉致した人たちを一気に全員日本に帰国させちゃったらどうなの、そうすれば頭を下げて謝るのは一回ですむよ。人の噂も75日なんだから。そうでもしなけりゃ、拉致被害者を帰すたびに頭をさげなければならなくなってみっともないよ・・・』ぐらいのことは友達として北朝鮮に助言できないんでしょうかね。
日本の国民だって北朝鮮の人民に危害を与えようなんて思ってるわけじゃないですよ。だから援助だってまったくだめだと言っているわけじゃない、金正日に援助をするのは嫌だと言ってるんじゃないかな。本能的に援助したものが人民に行くわけじゃないだろと思っているから援助をすることに懐疑的になっているのだと思いますよ。どなたかちゃんと人々に届いていると書いていたけど、そんなこと誰も信じないんじゃないかな。何しろ軍事優先の国なんだから。
北朝鮮がやったこととはいえ、日本共産党は自分達にも責任の一端があるとは思ってないんでしょうか?そこが聞きたいところかな。私自身としては、如何に騙されたと言ってはみても一時は北朝鮮をすばらしい国だと思っていたこともあったわけだから、かなりの責任を感じてますよ。
だからこそ、誰かの言うことを鵜呑みにしてはだめなんだ、自分で納得いくものを信じるしかないと自分に言い聞かせているわけです。