こかんほさん
有難うございます。韓国の民主化闘争にはさほどの寄与は出来ていませんが、95年
ごろでしたか大阪で「良心囚のオモニ」たちという集まりがあって参加しました。そ
のときソウル大学医学部(京大生)にいた青年の話を聞いたのです。その人が北朝鮮ス
パイ団団長として自白させられた拷問の話は恐ろしいものでした。
彼を真っ暗なコンクリートの一室の仲に椅子に縛って閉じ込めその床からじわじわ
と水が上がってくるのです。段々からだが水に浸かってゆくそしてマイクで自白を強
要する声が聞こえるのです。そのような話を聞いて誰がそんな恐怖に耐えられるかと
思ったのでした。
李カイセイの小説に「見果てぬ夢」という力作がありますが、まさに朴政権のもと
の民主化闘争を描いたものです。この日本の平和ボケした社会と違う韓国での民主化
闘争の困難とそれを克服した活動家達に心より敬服の言葉を差し上げます。そして今
日世界最強の労働運動が韓国にあり、その牽引車は民主労総ですが、こうした非合法
下での戦いが結実したものだと思います。
早川、太刀川事件についてもうろ覚えのことを書いたのですが、「やはり」とうな
りました。彼らと接触した人々が死刑囚となったということであれば処刑されたので
しょう。進歩的ではあるが日本社会の甘い環境になれた新左翼の学生上がりのせいで
韓国の有為の若者が処刑されたことについて日本民族の一人として謝りたいと思いま
す。日本人さえ助かればいいというその考え方は幸田君の事件についてもいえます。
その後のファルージャデの米軍の大量虐殺についての関心がまだ弱すぎるように思い
ます。(しかしそのファルージャで米軍に対する抗議デモが大規模に再び起きていま
す。)
今朝も毎日新聞を読んでいますとミャンマーの活動家が韓国に逃れ日本に渡ってき
たが彼は難民として認められず裁判で争っているが一審は有罪で今二審に入っていま
す。負ければ彼はミャンマーに強制送還され政治犯として投獄されるのです。
私の投稿は記憶によって書いたものであれば不正確さもあると思いますが、アジア
の人々、韓国、朝鮮人に対して私たちはもっと深く理解するように努め真の連帯をし
ようという気持が伝われば幸いです。
今もまだ 近くて遠き国 韓国、朝鮮