投稿する トップページ ヘルプ 久しぶりに投稿します。
15日の銀河さんの投稿を読んで気になる点があります。
銀河さんは日本の現段階を1930年代と捉えておられますが、改めてこの年代の出来事を捉えてみました。
間単に述べますと、この時期日本の政党政治が軍部によってつぶされ、日本のファシズムが台頭してきます。また、ABCD包囲網によって日本の経済が逼迫して戦争へとなだれ込んでいった実態は認識しているんです。が、
＞私は、こうした動きの全体が北朝鮮攻撃の世論操作であると見るのです。最近の政府のすることが朝鮮戦争へと向かっているのだが、それを国民世論を動員してやろうとしている。そのような情勢の中で左翼までが経済封鎖や北朝鮮に軍を出せという声が出てきていよいよ1930年代に時代が遡ろうとしていることが感じられます。
北朝鮮に対する経済封鎖は戦争を意図的に挑発する以外何ものでもありません。散々痛めつけて「かかって来い」という態度なのです。これはアメリカが何時も使う手ですが、それを踏襲しているのです。
これだと日本が戦争を行ったのはやむにやまれずという論理が成り立ちませんでしょうか？とても気になります。
日本はABCD包囲網をとられる前から植民地略奪戦に積極的に関わってきた結果、こうした国際情勢を招いてしまい、また日本の軍部が無謀な戦略によって戦争突入を選択したと思うのです。
日本はこの時期に植民地政策から撤退することが最も犠牲の少ない選択肢だったと思うんです。
とするならば、当時の日本を現在の北朝鮮と置き換えると、とるべき道は、自らの国際犯罪を認め拉致被害者の全容を明らかにしていくことではないでしょうか？経済制裁が行われた場合の想定ですが。とすると、経済制裁が有効に働くという根拠になりませんか？
正直言って、経済制裁が発動された場合、最悪のシナリオは北朝鮮の暴発だと思います。けれど、今の段階だと両国の進展は無いのではというのもまた素直に思うことです。最もいい形になるように今こそ知恵を絞るべき段階だとは思うのですが。
いろんな要素が複雑に絡み合っているから、経済制裁をということは私には簡単に言えません。難しいですね。