寄らば大樹の陰さんには、何を言っても理解されない、否理解しようとしないから厄介だ。ついに、拉致は北朝鮮の仕業ではないとまで言う。生き証人が居ると言うのに。生き証人がいても認めないのだから、科学(DNA鑑定)は信用しないだろう。ここまで来ると金日成を髄から賞賛する主体思想主義者といか言いようがない。もしそうなら合点がいく。
論点を整理しておこう。
誰も過去の清算に反対していない。過去を清算するためにも、正常な国家関係が必要なのだ。国家主権を蹂躙し、反省の兆しさえ見せない相手とは、まともな対話ができるはずがない。「情報非公開」「うそと捏造」を繰り返されたのでは、一歩も半歩も進まないことは自明の理。「うそと捏造」との訣別が焦眉の課題だ。
次に、人道支援問題。これも誰も反対していない。「うそと捏造」国家は、それを権力維持に利用し、密告奨励金に使う。無責任な支援は独裁国家の延命にのみ貢献。核・ミサイルに転用されているかも知れない。虐げられた人民の「無責任なことはやらんでくれ」という血の叫びが聞こえてきそうである。人道支援再開の条件は明白だ。
正常化した暁には、心から支援しようではないか。何せ国土と農業が徹底的に破壊され、アジアの、否世界の極貧国に転落している。支援は数十年も続くことになるだろう。
最後に笑い話。トヨタの奥田さんが牛何百頭を休戦ラインを超えて送り込んだら、東アジアにおけるトヨタのシェアと利益はもっと上がった?冗談にも限度がある。笑い話ならわかるが。ものづくりは、購買力のあるところで作るのが原則。商品が売れるのは品質と価格。事業はボランタリ-でも宗教でもはない。
しめくくり。
韓国の経済援助の本質は、西ドイツに学んだもの。韓国は北のソフトランディングを望んでいる。金王朝倒壊のリスクヘッジが本質。