原さんの胸を借りていつかは革命論で論争をしようと勉強中でした。今朝
も静かに頭を冴えさせてマルクスの物を読もうとしていました。そうしようとし
た矢先あなたの私に対する批判を読みました。
直接お答えする前に回りくどいがマルクスの話をします。
「ゴータ綱領批判」はエンゲルスがまとめたのですね。
これは短いのですがその中のマルクスの執筆した文章は「ドイツ労働者党綱領
評注」という岩波でたった35ページの物ですね。勿論、知識人のあなたはとっく
に読まれたと思うのですから釈迦に説法になるかもしれません。
1875年ドイツ労働者党設立のためにラサールによって起草された綱領草案が
ゴータ綱領なのですが戦後にマルクス文献で「共産党宣言」とともに出版された
最初の二冊でした。当時の共産党員はまったく「ゴータ綱領批判」でマルクスが
ラッサ-ルをかんかんになって怒っていることがまるで理解できなかったといい
ます。そして今の共産党員100人中99人はやはり理解できないでしょうね。文章
ではなく内容です。
一.「労働はすべての富とすべての文化の源泉である。そして効用を生む労働は、 ただ社会の中でのみ、また社会を通じてはじめて可能であるがゆえに、労働の全 収益は、平等な権利にしたがって、すべての社会成員に属する。」
さて原さんを除いてどなたかマルクスがこの文章に怒った理由がわかります
か。
私としたらあなたとはもう少し高い次元で討論したく、楽しみにしていまし
た。そのために、まだツンドクになっているが「フランスの内乱」、「ドイツイ
デオロギー」、「哲学の貧困」を順に読む計画でした。
だがあなたが民族差別には鋭くないようなので反批判をします。
ロム3様に対する私の表題は刺激的であったかもしれないが、私は自分が朝鮮
人になったつもりで彼女に反発したのです。
まず私は短気ではない性質です。余談だが私を昔から知る人は私のことを、蛍
光灯とか、昼行灯と言うくらいでした。超短気も短気も私には当たりません。
カーッとなることはほとんどありません。だが差別に対しては敏感でどなたも噛
みつかれないように用心してください。その時は多少感情的になります。マルク
スのほうがゴーた綱領では激情に走っています。
言葉の一語一句を区切って解釈すれば彼女は北朝鮮や社会主義者に上手に騒ご
う。下手に騒ぐな、そういっているように見えます。だが「上手に騒ごう」は
「騒ぐな」と同じ意味だから逃げ口上になりません。文章は全体から「北朝鮮」
に対するなめた態度が伝わってきませんか。
この文章の中の
「過去の北朝鮮(と社会主義者)は下手に騒ぎすぎた、」と言う言葉が重点で
しょう。北朝鮮は一体何を下手に騒いだのでしょうか。北朝鮮は奴隷制へと進撃
している。それは下手に騒ぐからそうなるのです!!!!。関係ないでしょう。
ブルジョアジーの奴隷長の使う言葉です。アハーン、史的唯物論とはなるほどこ
う言うものであるか。
北朝鮮人民が餓えに苦しむほどに困窮している背景に日、米帝国主義の軍事
的、経済的圧力が60年も続けられけられてきたためです。それを許しているのは
われわれです。日本の革命が続けなかったこと、そうした中でアジアではどの一
国でも社会主義が成立しても、存続させることは不可能です。しかしいったん日
本帝国主義から独立し、その後に社会主義革命を成し遂げた人民がそれを死守し
ようとするのは当然のことです。北朝鮮を孤立させてきたのはわれわれでしょ
う。北朝鮮人民に塗炭の苦しみを与えてきたことに対する苦痛が私たちになけれ
ばならないと思います。共産主義者ならばそのことを考えるでしょう。原さんの
レベルのかたにはこのように申し上げたいと思います。騒ぐからでは決してな
い。北朝鮮の労働者よ。私たち日本の労働者とともにもう一度革命をやろうぜ。
彼女の一文を平気で読める朝鮮人はいるでしょうか。過去というならば今も含
むすべてです。それは「騒ぐな」ということ以外にありません。騒ぐについて上
手もへたもないでしょう。 騒ぐという言葉は、うるさい声や音を立てるとか多
くの人が不満や不平を言い立てるという意味です。するとこうなる。
「今後、北朝鮮(と社会主義者)はうるさい声や音を立てたり、不満や不平を
言い立てるな!」
又はこうなる
「今後北朝鮮と社会主義者は上手にうるさい声や音を立てたり、不満や不平を
言い立てよ!」
前者を抑圧というなら後者は愚弄でしょう。
これは「朝鮮人よ、騒ぐな」といっているのと同じです。国語の問題です。
これはどちらをとっても侮辱でしょう。もしも差別とも差別でないとも受け止
められる文章を書くくらいならばそのような文章は発表しない方がいいでしょ
う。差別はそれをした側にその意識がなくとも受ける側には鋭い痛みを与えま
す。そして意識されない差別、それにも気がつかない感覚の方を私は恐れます。
加害者としての差別意識が麻痺しているからです。私はこんな理屈を言いたいと
も思っていませんでした。差別に対する感覚が彼女の言葉を捕らえたのです。
私は人の書いたものを流し読みして反対することは決してありません。この件
に関しては暗記するに近いほど読み返しています。したがって「他人の投稿はよ
く読んで投稿」しています。私は彼女と論争し、また彼女の思想を知るために彼
女のあらかたの投稿を精読しています。彼女は社会主義革命を否定し、階級闘争
を軽蔑する言葉をいたるところに撒き散らしています。そうであるから論争をし
たのです。そのような思想の持ち主であれば被抑圧民族の叫び、社会主義者の戦
いを差別するのは論理の必然です。そしてどの投稿を読んでも民族差別と階級差
別がこの方には赤い糸のように現れては消えまた現れています。読んで御覧なさ
い。ここでの投稿は引き継がれた論争の部分でもあります。私が戦っているのは
面識もない女性にたいしてというよりも、右翼日和見主義に対してです。その典
型をロム3というペンネームで見つけたまでのことです。個人としての彼女には
何の関心もありません。従ってカアーとなる個人感情などありません。
原さんともあろう方がこんな次元で関わるべきではないと考えます。それとも
あなたを買いかぶったのでしょうか。