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「北朝鮮問題」討論欄

今韓国は燃えています。

2005/01/29 寄らば大樹の陰 50代 苦闘するフリーター

 また久しぶりに投稿します。
 この間韓国へ行ったり、イラク派兵問題や教育基本法改悪関係の活動が多く、申し訳ないのですがこの「荒れている」ものの「安定した現状維持のさざ波通信」を見る余裕がありませんでした。
 もう少し面白く、爽やかで色々と考えさせられる投稿で「さざ波」をサイト一杯波だたせましょう。
 さて韓国は今モーレツに燃えています、経済はそう良くはない、政治もまだまだ不安定です、しかし活気は日本の数倍はあると感じています。
 さて韓国では「日帝下強制動員被害真相究明法」が成立、また植民地時代の親日派勢力追求の「反民族行為糾明特別法」も成立、そして1月17日には1965年の日韓条約締結交渉の外交公文書が公開されました。
 2月1日からは真相究明法による被害を受けた方々の申告と登録、そして審査が開始されます。
 1月18日の韓国紙はもう大変なものでした、東亜日報や朝鮮日報など全国紙はもとより地方紙も含め、あらゆる新聞の第一面から6ないし7面までが公開公文書関連で埋め尽くされていました。
 長期間、軍事政権の抑圧を受けて来たといえ韓国の人々の政治への関心の高さ、見識の深さが読み取れました。
 もう国中が沸いていると言った感じです。
 私は戦後補償裁判の支援として訪韓したのですが、仁川空港にはKBS(韓国の公共放送)が待ち構えており、2日間密着取材されました。
 この気運の中でこれまで全国に散在していた太平洋戦争遺族会が統一され、韓国政府と日本政府そして企業に大同して交渉することになるのです。
 だからこれまで儒教社会・家父長社会のなかで沈黙を守って来た被害者、軍隊慰安婦とされた方、強制労働被害者、勤労挺身隊、軍人・軍属などが行政の窓口に殺到すると思われます。
 日本では慰安婦裁判、勤労挺身隊裁判、浮島丸裁判、そして沖縄の靖国訴訟などで恥ずかしいくらい情けない不当な反動的判決が下ろされています。
 しかし韓国の人々の怨念煩はこれくらいでは決して納まらない、韓国政府の制動を押し切って、怒りは満ち溢れ爆発するでしょう。
 韓国で日本の本屋に並んでいるいい加減な「植民地時代日本は韓国に良いことをした」等の本を見ることは出来ません、もし並んでいれば即破り捨てられるでしょう。
 韓国では与党・野党はもとより、様々な運動団体も一致して事に当たろうとしています、凄い凄まじいパワーです、この動きは誰にも止められないと思います。
 一方日本政府は日韓会談公文書の公開を拒んでいます、おそらく日が当たれば狡猾で醜い日本外交の正体が露わにされてしまうからです。
 この国は一体どこまで腐りきってしまうのでしょうか、なんでも中途半端で先送りのこの国、少々不安になってきました。