草の根の一人さま、何故このように簡単に騙されてしまうのでしょう。今世界
を戦争情勢に追い込んでいるのはアメリカ・ブッシュであり、それと同盟するイギリ
ス・ブレアと日本の小泉です。
そしてこれら3国が世界の半分以上を保有する、核兵器であり、ハイテク殺人兵器
群です。
またこれらの指導者達は、いずれも自分の辞書から「反省とか冷静」のページを切
り取ってしまった人たちです、残念ながら私たちはまだ彼らにつける有効な「薬」を
持ち合わせていません。
「敵」はまさしくワシントンやロンドン東京に住んでいるのであって「本能寺」に
いるのではありません、もし労働組合が決議するなら「朝鮮」の百倍も大きな文字で
「アメリカの核戦略、世界戦争行為反対」と書いて下さい。
今の危機的状況の中で朝鮮(朝鮮人民民主主義共和国)はただ遠い外野席から「自
分を認めてくれ」と訳もなく叫んでいる、ほんのチッポケな点のような存在でしかあ
りません。
これまで何回か「核保有を宣言」した朝鮮ですが、未だ確認された事はありません、
今日本が集団自衛権の発動まで考え導入しようとしているMD・ミサイル防衛システム
では、仮装敵国のロケットに「注油が開始された」と現場の自衛官が判断した段階で、
そのロケット基地に壊滅的な先制攻撃が加えられます。セピア色した前近代的な軍備
しか持たない「敵国」はサダム・フセインのイラクと同じように一瞬にして主要兵力
を壊滅させられ、多大な犠牲を国民に強制する事となります。
そしてイラクとは違い、近接する韓国や日本、中国には何百万人の難民や負傷者が
流入して破産的状況になるでしょう。
インド洋大津波で壊滅したスマトラ島アチェの悲惨が、人為的に再現してしまうの
です。
そしてこれは「おそらく」ですが、今のイラク情勢を上回る、強力で徹底的な抵抗
運動が展開・継続されて、それが収まるのは、まさしく世界革命を見据え展望する中
国・朝鮮・日本を包括する「北東アジア革命」の勝利の時しかないと思います。
生産力の余りにも過剰となった日本と不平等発展の典型である中国、朝鮮半島を含
む東アジアは、様々な革命形態が渾然となった「革命情勢の坩堝」になるかもしれま
せん。
「革命」は決して遠くの世界の絵空事ではなく、主体によってはついそこまで到来
している「現実」なのです。
しかしこう考えると身震いしてしまいます、かつてレーニンが第一次世界大戦の終
結時に「祖国敗北主義」を対峙し、ロシア革命とドイツ革命、そして世界革命を確信
したと同じ情勢が私たちの前に到来するかも知れない。
それもただ現場自衛官の
「勘違いミサイル誤射」をきっかけにして起こったとするなら、これやはり夢想なの
でしょうか?
ともかく草の根の一人さま、危険なのはただ膨らんだ風船の朝鮮ではなく、全世界
を破滅に追い込むに余りある、核とハイテク兵器を腹一杯積み込んだ帝国主義、アメ
リカとイギリスと日本の三つの同盟国なんです、そもそもブッシュに信奉する「全能」
があると思いますか、危機を逃れる頭の良さがあると見えますか?ブレアに小泉に、
自分の全てを託していいと信頼を寄せることが出来ますか?危険なのは「朝鮮」の色
あせたのハッタリではなく、世界の矛盾の全てを背負い込んで身動きが出来ず、自国
の労働者すら食わすことが出来なくなった爆発寸前の帝国主義諸国なんです。
勘違いしないで下さい、簡単に騙されたり、真実を見抜く力を失ったら私たちは破
滅させられてしまうのですよ。